seikousisanの日記

食べたり音楽(ロキノン・ももクロ他アイドル)だったり都内近辺の行く場所が多いと思います

グルメの激戦地、大阪駅前第3ビルでの絶品うどん「梅田はがくれ」

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大阪駅前ビル。
1970年代から80年代にかけて第1から第4までのビルが建設され賑わったものの、今やシャッターが目立つ様になってしまった。
が、地下街はランチの大激戦区となっている。

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そんな大阪駅前ビルでも最も高い第3ビルの地下にある「梅田はがくれ」にやってきた。
11:30前くらいだったが既に賑わっておりカウンター席のみの店内は人の入れ替わりが激しい。
店の前で何にしようかメニューを見ているとパンチの強い店員のおばちゃんに「中にもメニューあるから入ってな!」と促される。

店内に入ってもおばちゃんのラッシュは続く。
「荷物冷蔵庫の上置いてくれてええからな!」
「ハンガーに上着かけや!」
「こっちの方が広いからこっち座り!」
「何にするか決まった?」

ぶっかけうどんとかやくご飯を頼むまで息つく暇もなく怒涛のラッシュ。
大阪らしくてそれがいい。
考える暇があまりなかったのでお得な生しょうゆ定食とか、てんぷら類は頼めなかった。

料理が提起されるまで店内を見渡す。
狭いカウンター内には4名程の店員がおり、お客さんへの食べ方の説明や調理を行っている。
生しょうゆうどんを頼んだお客さんには「これ食べたことある?」と絶対聞き、食べたことのないお客さんには「しょうゆ回して入れて、絶対かき混ぜたらあかんからな。言うてもみんなかき混ぜんねん。」としきりに説明をしていた。
そんな店員の心地よい関西弁をBGMに、生しょうゆうどんはいつと見てるサイト紹介されていたので気にはなるなぁと思っているとぶっかけうどんとかやくご飯が着丼。

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「たまごとワサビだけ混ぜてな」とここでも混ぜ方の説明が。
指示通り全体は混ぜず、たまごとワサビだけ混ぜる。
美味い。
おつゆは甘めで、気持ち細めのうどんによく合う。
うどんのコシも申し分ない。
かやくご飯もちょうどいい甘辛さでうどんによく合う。
炭水化物と炭水化物の夢のコラボレーション。
お昼時も近づいて混雑してきていたので食べたらすぐに出る。

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帰り際、これまた大阪らしい自販機を見つけた。
元気いっぱいになるランチが多いのでまた機会があれば他の店も行ってみたい。

大田区蒲田のおふくろの味ラーメン「上弦の月」

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東京で最も地元感がある街(個人的に)、蒲田。
そんな蒲田に僕が上京した2007年から足繁く通っていた、東京のおふくろの味とも言えるラーメン屋がある。

東急蒲田駅西口、JR蒲田駅南口を出てすぐのガート横の飲み屋街をしばらく進んだ所にあるラーメン屋、上弦の月
火曜、木曜、土日祝が休みという週休4日スタイルでなかなか行くのが難しいが、18時〜25時ごろまで営業しているので夜ご飯として訪問するのが主だったが飲み終わった後に行ったりもしていた。

かつては主にネギを刻んだり配膳を行うおばあさんと、主にスープと麺を見ている女性店主の2人できりもりしていた。
その2人の接客がとにかく丁寧でこちらが恐縮してしまうくらい。

「寒い中お待たせしてすみません」
「席を何度も動いてもらってすみません」
「どんぶり片付けていただきありがとうございます」
「本当にいつもありがとうございます」

一度の来店だけでこのくらいすみませんとありがとうございますを言ってくれるお店はたぶんない。
しかもその一言が元気よく、明るく、また来ようと接客だけで思わせてくれていた。

熟成鶏醤油ラーメンをうたうラーメンは僕の知る限り唯一無二の味。

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(写真は2010年秋に撮影したもの、チャーシュー麺煮玉子ネギマシ麺かため味濃い目)
圧倒的魚粉、むしろ鰹節の香りと動物系のよく煮込まれたどろっとした濃厚さ。
麺は大栄食品の太麺を使っていてうまいのだが、固めにしないと少々くたっとする位に時と場合によればブレる。
いかんせん2人で狭い店内をきりもりしていたので提供までに時間がかかるのでどうしても麺も茹ですぎたり茹でが足りなかったりとかなりブレるのだ。
それに海苔とほうれん草がデフォルトで入っている。
卓上にはすりおろしニンニク、紅生姜、ポン酢、黒胡椒、醤油が準備されていた。
個人的にニンニクを大量に投入し、黒胡椒でパンチを効かせつつ、後半はポン酢を回し入れアッサリしめるのが個人的ジャスティスだった。

味にはブレがあるし、スープはぬるい。
でもどこかクセになって、接客もクセになり、また行こうと定期的に思わせてくれる中毒性があるのが上弦の月だった。



そう、だった。



僕も2012年から社会人になり、大田区からさいたまに移り住んだためなかなか顔を出せていなかったが、去年か一昨年あたりからおばあさんが高齢のためか姿を消し、ついに女店主ひとりでの営業となった。
それ以降、ただでさえきりもりするのが大変だったため、回転が悪かった上弦の月が更に拍車をかけて回転が悪くなった。
それでもひとりになられて暫くは元気のいい接客は健在でやられていた。

が、今日、仕事が川崎で終わったためひとりで来訪した所、様子が違った。

まず仕込みにも時間がかかるようになったのか、開店15分前に先頭で並び始めたのにも関わらず、店がオープンしたのは18:30と30分遅れだった。
しかもいつもの明るさと元気の良さが影を潜めている。
もちろん他のラーメン店に比べては十分丁寧な接客であるのには違いないのだが、かつての上弦の月に慣れていた身からすると「体調とか大丈夫かな?」と心配になるレベルである。

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肝心のラーメン自体についてだが、麺は浅草開花楼のものに変わっていた。
何度も味のマイナーチェンジを繰り返して来ている上弦の月だが麺が変わったのは僕が知る限りでは初めて?かもしれない。
2010年の写真と同じくチャーシュー麺煮玉子トッピングを頼んだが、ほうれん草が姿を消していた。
また卓上にはすりおろしニンニクと一味のみで他の調味料類はなくなっていた。
また、値段がやや値上がりしていた(50円?)。

味は、美味い。
さほどかつてとの違いは感じない。
上弦の月のラーメンだ。
唯一無二、この場に来ないと味わえず、また来たいと思わせる中毒性があるラーメンだ。
だが、今日は接客、卓上の雰囲気、ラーメン全体から「かつての上弦の月」の面影は薄まり、心配な気持ちになった。

女店主は大丈夫かな?
体調を崩してないのかな?
そもそもこの店をひとりできりもりしていくことを続けられるのかな?
接客は十分丁寧だけどかつての面影を思い出すとどこかさみしくなるな。

などなど。

僕は上弦の月が大好きだ。
18歳で東京に出て来て、母の手料理に代わって僕の身体を作ってくれたのは日吉の武蔵家、各地のラーメン二郎、そしてこの上弦の月だ。
いつも開店すぐでも混むから少なくとも15分前には着くよう電車で、自転車で暑い日も寒い日も通った。
今は無くなってしまった大きな提灯も、かつてからボロボロで自分が社会人になったらプレゼントできたらな、とかとも思っていた(なかなか通えなくなったので結局やらずに今を迎えてしまっている)。
完食後、店を出る際にはじめて「『いつも』ありがとうございます」と言ってもらえた時は些細なことだが嬉しかった。
いくら忙しくてもいつも変わらない神様というよりも仏様の様な接客。
小さな子どもからお年寄りまで地元民に愛される名店。
そんな上弦の月が本当に大好きだ。

色々な事情があるだろうし、無理をして欲しいなんて微塵も思わない。
ただ本当に少し疲れた様に感じられた女店主が本当に気がかりになった。
人手不足もあって難しいとは思うが、ぜひ体調には気をつけて、あの上弦の月を変わらずきりもりしていってほしい。

また、食べに行きます。


世界一美味いジェラート「埼玉県上尾市の榎本牧場」

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せっかくカメラ手に入れたんだし、もう少しで埼玉離れるし、何か埼玉の観光をしよう。
そう思い立ってやってきたのが埼玉県は上尾市にある榎本牧場
牧場と言えば大自然の中にあるイメージだけれど、小自然レベルの上尾に牧場があったのだ。

ここに来たきっかけは金曜日に会社の昼休みに都内近郊で動物と触れ合える場所を検索してたこと。
そして今日、美容院で何かこの辺でいいスポットないですかねと聞いたら丸山公園と榎本牧場が出て来たこと。
調べてみたら上尾駅から5キロ程度なので歩いて行くことにした。
まずは丸山公園まで行き、その後に榎本牧場へ向かうプランに決定。

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THE郊外の幹線道路沿いな道をぐんぐん進んで行くと、「川」というザックリした地名に出会う。
どう見ても道なんだけど「川」なのだ。
つーか番地がないのはなんでなんだ。

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途中、昼ごはんをどうするか悩んでいると「詰め放題弁当500円」の看板を目にする。
「弁当つってもどこで食べるか…」
まだ目的地には割とありそうだったので弁当を持って歩くのも煩わしい。
一度スルーしたが「詰め放題」と「500円」のコストパフォーマンスを訴求するにはどんなキャッチコピーもかなわない言葉が頭の中を駆け巡る。

気付いたら踵を返し店内に入り、「どういうシステムなんですか?」と食い気味に森永卓郎似の店主に話しかけていた。
写真を撮らなかったのが惜しまれるが、おかあさんがやってる様な居酒屋みたいにカウンター上の大皿に料理が盛られており、弁当容器に好きなだけ詰めて行くスタイル。
煮物や揚げ物、焼き物にポテトサラダ、焼きそばにチャーハンまで幅広く料理が用意されていた。
森永卓郎似の店主は僕がカメラを下げていたからか諸々話しかけて来てくれた。
かつてテニスをやってたことや九州出身であること、昔は会社勤めで浦和の方に勤めていたこと。
弁当屋でなぜここまで幅の広い話になっているのかはよくわからない。
ついでに丸山公園や榎本牧場までここからどのくらいか聞いてみるとまだ公園でさえ3キロくらいはあるとのことで心が折れかけるが、公園で弁当を食べることを胸に歩を進める。

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途中、かつて仕事で行ったことのあるアリオ上尾店を見つけ「思えば遠くへ来たもんだ」と思ったり。

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とうとう何もないエリアにやってきたと思っていると丸山公園になんとなく着いた。

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僕がついた側はいきなり池が広がっていて家族連れがまばらにいた。
池にはカモがたくさんいてシャッターチャンスだったが、とにかく歩き疲れて空腹だったのでお昼にする。

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これが詰め放題弁当である。
全体的に茶色いが気にしないで欲しい。
ちゃんと緑の野菜もあります。
白米とチャーハンのハーフアンドハーフは大正解。
お米好きの僕としてはチャーハンをおかずに白米を食べれます。
炭水化物と炭水化物の夢のコラボレーション。
全体的に味付けがご飯に合う絶妙な味付けですぐ食べ切ってしまった。
僕が行った時は誰もいなかったけど、是非多くの人に萬亭(弁当屋の名前)を利用していただきたい。

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すぐ食べ切ったのはもちろん美味しかったこともあるんだけど、ひとりでこの休憩スペースを占拠してるのがいたたまれなかったことも多少はあります、はい。

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弁当を食べ終わった後はカモ?を撮ったり、
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カモを撮ったり、
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遊具やら大きなすべり台があって家族連れにはうってつけだなぁと将来のことに思考を巡らしたり、
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公園の広さに圧倒されたり、
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出口付近にあった建物の2階部分にある宙に浮いたドアはなんのためのドアなのか頭を悩ませたりして公園を出た。

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公園を出るといよいよ田舎っぽさが増してくる。
周りは畑だらけで謎に外国人にも気を向けられた無人販売があったりする。
インバウンド施策に力を入れているのは大手企業だけではないのだと一人納得をする。

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こんな立派な大根も生えている。
そんな畑道をずんずん進んで行くと目的地の榎本牧場が近づいてきた様だ。
ミルクタンク型の看板が見えてきた。

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墓地の看板の隣に「こだわりアイス」。
ここまでミスマッチな屋外広告をこれまでに見たことがないと仰天しながら左に曲がるとそこが榎本牧場だ。

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休日ということもあり、家族連れも多くいたが、それ以上に多くいたのはロードレーサーたち。
美容師さんも言っていたが、荒川河川敷サイクリングコースがすぐそこなのでロードレーサーが牧場に立ち寄り、ジェラートを食べて休憩していくらしい。
すぐさまジェラートを食べようかとも思ったが、ジェラートよりも動物目的の方が強かったので牛舎に入ってみる。

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ミニブタがふごふごしていた。
空のエサ箱をずっと舐めているいやらしいブタだった。
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産まれて1ヶ月くらいの仔牛もいた。
こちらはホルスタイン
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こちらはジャージー。
ジャージーの仔牛はシカみたいにも見える。
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大人になれば立派に牛だ。
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別の牛舎は2階から見下ろすことができた。
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こんな風に牛のことを学ぶポスターが貼られていたり、
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子ども向けの絵本的なものが置いてあったりもした。
よく動物園や水族館が種の保全以外にも研究、学習の役割もあると言うが、榎本牧場も学習の役割を十分に果たしていた。
予約すれば2000円程度で牧場体験もさせてもらえるようで、エサやり、乳搾り、手作りバター教室、牛のブラッシング等本格的な体験ができるみたいだ。
機会があれば是非やってみたい。

一通り牧場を満喫したところでジェラートを食べに行く。

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店内は数種類のジェラートが販売されていたが牧場独特のにおいもややし、不思議なにおいがする空間だった。
ダブルにするか、何の味を頼むか散々迷いながら、やはり牧場なので「バニラ」のジェラートにリンゴの砂糖煮を乗せ、パイをあしらった「アップルパイ」を注文。

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はい、ゲロウマ。
個人的にジェラートよりもアイスクリーム派なんだけどなんじゃこりゃっていうくらいに美味い。
バニラの濃厚さ加減がヤバイ。
流石新鮮な牛乳を使ってるだけある。
リンゴも味に変化をつけられて大正解。
このジェラートだけでも食べにまた来訪したくなるクオリティだ。

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ジェラートに気を良くしたので飲むヨーグルトも買ってみた。
「いや、飲むヨーグルトやなくて、これヨーグルトですやん!」
って言うほどにどろっどろ。
濃厚さ加減がヤバイpart.2。
こんな飲むヨーグルトある?ってくらいの驚き。
牛乳が売ってなかったのが残念だけど牛乳も売って欲しいなぁ。

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そんなこんなで陽も落ちてきたのでロバを少し見て帰ることに。
ありがとう、榎本牧場
榎本牧場の乳製品、大好きです。

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最後は隣の墓地の入り口にいた猫で終わり。
ブログ上は完全に蛇足ですね。
帰りも歩いて上尾駅まで戻ったけれどいい運動にもなりました!
ほとんどの人が車か自転車で来てると思うけど、本当にまたいつか来て牧場体験をやってみたいなぁ。

1/18 Zepp DiverCity『サンテ×ももクロ シークレットLIVE』

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参天製薬の目薬を買うとももクロのライブに行ける!という企画から始まったこのライブ。


去年の夏頃から応募が始まり、私も例に漏れず目薬を買っては応募をしていた。
これまでもペプシコーラとコラボしたライブとかもあったけれど、ペプシはスーパーとかで買えば100円程度で応募障壁がかなり低いものだった。
今回の目薬は扱う店舗により金額は違うがだいたい700円くらい。
しかもコーラみたいに日常的に消費できるものでもないので応募障壁がやや高かったのか、3口くらいしか応募してないのにまさかの当選。

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実はこのチケット、12/28に届いていたみたいなんだけれど帰省していたため気づいたのは1/4の夜。
到着から一週間経つと郵便局ど保存されなくなるとのことだったので慌てて新都心郵便局まで深夜に取りにいった。
箱がzeep divercityとライブハウスで当選者の数も1000組2000名ということで、応募障壁がやや高いとはいえ流石に当たらないと思ったので今年の運を全部使い切ったなぁと思ってもいたが、よくよく考えれば当選したのは昨年なのでそうでもないのかと思い直した。

そんなこんなで目薬という応募障壁の高さと、使用者層もあってか会場に着いたら当選者は平均年齢40歳に届きそうな顔ぶれだった。
整理番号が遅め(700番代)だったので良ポジションは無理だろうと諦めていた。
入ってすぐに左手が女性・家族連れエリア、右手が一般エリアと分かれていたので同行していた彼女と別れる。
何を隠そう有安杏果推しの私は立ち位置的に多い左手に行きたかったので残念さに打ちひしがれながら右手へ。
指定席ではないオールスタンディングのライブだったので、整理番号的にも会場真ん中やや前の端を取るのが精一杯だった。
これは厳しいかなぁと思っていたら女性エリアに行った彼女からメールがきた。

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彼女はももクロも好きだしライブも今まで何度か一緒に行く程度ではあるのだが如何せんガチさ加減は私のが圧倒的に上なので口惜しい気持ちが渦の様に押し寄せてきた。
男女同権、この言葉をこれほどまでに強く切望したことはなかっただろう。

気を取り直し会場内に流れるSEを聞きながら待つ。

・飾りじゃないのよ涙は/中森明菜
・涙のtake a chance/風見慎吾

とかの涙に関係がある曲が流れていた。
目薬だからかなぁとか思っていると開演時間前ギリギリの場内アナウンス。
これに合わせて人が中央前方に向かってどっと押し寄せる。
流れに身を任せていると12/21 パスピエTOUR2014 幕の外ism final Zepp DiverCity」 - seikousisanの日記くらいに来ることができた。
セトリは以下。

1. overture
MC
2.泣いちゃいそう冬
3.きみゆき
4.僕等のセンチュリー
MC
5.一粒の笑顔で…
6.GOUNN
7.ツヨクツヨク
MC
8.空のカーテン
MC
9.SWEAT & TEARS
en? れにちゃんソロLet it go替え歌

ももかは泣きながら登場。
去年の紅白から藤井と嫁の7日間含め約20日間ステージに出られない悔しい思いをしたんだから感情豊かなももかなら泣いちゃうよなぁと予想通り。
そして今日はなんといっても百田夏菜子
ショートカットにして初めてファンの前に登場だったので歴史的なものを生でみさせてもらいました。
あーりん、れにちゃん、しおりんの他のメンバーもとにかく可愛かった。
だって距離はほんの5〜7メートルくらいだもん。たぶんここまで近くライブハウスの臨場感を持ちながらももクロちゃん達を見れる機会は死ぬまでにないかもしれない。

曲はこの後四時間後にある月刊TAKAHASHIがゴリゴリのライブイベントということもあってか?割と大人しめのセトリ。
でも冬曲が多くてかなりいい感じ。
ももクロの冬曲はかなり大好きな部類でかわいい曲とかっこいい曲うまく分かれているイメージ。
一曲目の泣いちゃいそう冬なんてもう本当に可愛い。
この曲のハイライトは佐々木プロのソロの所で「あ〜〜〜、忘れちゃった」となった所。
今日のライブはライブハウスということもあって、メンバー全員イヤモニもしてなかったし歌詞が出るモニターもなかったのかもしれない。
一粒の笑顔で…は去年のももクリでの曲だけどミュージカル調で割と好き。
CDで聴いているとセリフ部分に違和感があるけれどダンス付きで全体として鑑賞するとかなりいい感じ。
ももクリ演出であった心をなくしたロボットの役をれにちゃんがやっていて、心を取り戻した所で満面の笑顔を出す所がすごくよかった。

MCは基本れにちゃんが諸々主張をして、他のメンバーがそれは無いよ高城さん!みたいな感じ。
目薬イベントなので人の目薬を勝手に使わないで高城さん!(byあーりん)からスタート。
次のMCに入る際には、

・かなこ「一時はどうなることかと思ったけれどなんとかなってよかった」
・みんな「よかったよかった」
・メンバーの誰か「高城さんもわかった?」
・れにちゃん「最年長なのでよくわかりました」

みたいな茶番から次に進むを繰り返す感じ。
れにちゃんからの「これを機にみんなに伝えたいことがあります」の所でしおりんが口には出さないけど「やめんの?やめんのw?」みたいにツボってた所もよく見えた。
というかももか推しなので7割はももかを目で追ってたけど次にしおりんを追う様になってきた。
ライブに行くと何故だかよくしおりんが近くに来るということもあるんだけれど最近の彼女の美人かわいさっぷりには拍車がかかってる。
髪の長さも今は本当にベストな感じでいい具合のボブだったし、本当にキラキラしていた。
茶番途中で「ありの〜ままの〜」としおりんが歌う所もあったんだけどこれが美声過ぎてびっくりした。
こんなに歌うまかったっけ。

そんな茶番が最後のアルフィーカバーのSWEAT&TEARSで幕を閉じ、目薬イベントなのでももクロと戦っていたメガドヨン登場で終わり。
60分きっかりのライブだからこれで終わりかなぁーと思っていたらアンコールに応えてれにちゃんソロで登場。
「ありの〜ままの〜目薬をさすのよ〜ありの〜ままの〜目薬さすの〜」
参天製薬の宣伝をして終了。
メンバーが舞台袖でニヤニヤしながら見つめていたのが印象的でした。

そんなこんなで新年初ももクロ(といっても去年のももクリから約4週間程度だけど)現場を終えました。
たった60分のライブなので不完全燃焼感は普段の4時間と比べると否めなかったけどこれはこれでよかった!
というかライブハウスオールスタンディングライブは体力的にかなりきついこともあったのも事実…
何人か倒れて(主に女性)運び出される人も。
茶番も茶番だけれどテーマはあって一貫性あって進んで行くし、今度映画も始まる女優ももクロではなく、あの天真爛漫なももクロだった。
これがももクロなんだなぁと、距離が近く狭い会場だから演出も凝ったことはできないけれど、だからこそ思わせてくれた良ライブでした。


地元民以外からは異国にしか感じない「大阪、新世界の事情」

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大阪、新世界。
明治36年に大阪にて、万博までは行かないが万博規模の世界各国の最新技術が集まる「内国勧業博覧会」が開催され、その後に博覧会跡地の西側を大阪土地建物会社が新世界を「大阪の新名所」として誕生させたことに由来がある。
写真の通天閣エッフェル塔がモチーフになってるとかなってないとかで、新世界周辺は当時「新巴里」とかいう今では考えられないオシャレな名称がつけられていたとかなんとか。

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そんな新世界に12/13、諸用で一時帰省していた際に行って来た。
ちゃんと歩くのは2011年の9月ぶりとかなので色々回ってみることに。

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大阪以外の出身者は口を揃えてこう新世界を形容する。
「なんか外国みたい(褒め言葉ではない)」と。
確かに新世界は「日本」の街とは少しイメージが異なる。
強いて言うならば韓国や中国の繁華街の様な、鬱屈しているけれどどこか底抜けに明るい雰囲気が漂っている。
韓国はソウル、中国は北京・上海・西安と行ったことがあるが本当にそんな感じである。
余談にはなるが新世界からすぐ近くのあいりん地区(大阪最大のドヤ街)に行った時はちょうど韓国と北朝鮮の国境線である板門店から帰って来てすぐだった。
板門店軍事境界線ということでピリピリした緊張感が漂っていた。
しかし、あいりん地区はそれとはまた違う緊張感が漂っている。
軍事境界線はいつ銃撃があるか、といった緊張感の理由を感じることができるが、街の至る所がまさしくカオスなあいりん地区では何が起こるか全く想像がつかない。
いつなん時目の前に謎の言葉を発するおっさんが登場するかわからないし、コンビニのトイレには「注射器を捨てないで」の注意書きが貼られている。
そんな日本ではなかなか味わえないスリリングを感じられるのが新世界周辺なのである。

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この辺りの特徴にとにかく謎の価格設定がある。
そのひとつがこちら「かすが娯楽場」。
ディズニーランドに10円で遊べるレトロゲームセンターがあるが、ここは「50円で遊べるゲームセンター」。
クレーンゲーム、ビデオゲームなどが50円なのだ。
商品にはくまモンのグッズが多いなどの謎もあったが、いかんせん安いので楽しめる。
客層は地元のおっさん達が多いが地味に父子できている人たちもいた。
まさしく看板にある「ボッちゃんもトウちゃんも」の謎のカタカナキャッチコピーどおりだ。
クレーンゲームの商品も大手ゲームセンターほどでは無いがツッコミどころのある面白いものが多く、なおかつアーム設定の不条理等がなく子どもも遊びやすいだろう。

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異常な値段設定といえば通天閣下にあるこの立ち食いうどん屋。
というかうどん小屋。
170円て。今日日税金で値上がりしたペットボトル飲料とほとんど金額が変わらない。
あと写真は無いけれど50円からの自販機とかあったりします。
貧乏な高校生とかでも目一杯遊べます、新世界。
高校生にはオススメしません。

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そんな新世界商店街には昼間からやってる飲み屋や串カツ屋も多く、観光客や地元民で賑わっているのだが、将棋会館も多い。
明治から昭和初期に活躍した浪速の棋士坂田三吉贈名人・王将が活躍した場所でもあるからだ。

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そんな坂田三吉の名局が並べられている横で観光地によくある鍵をかけて愛を誓う様な場所があったり、紐が一本だけ繋がっていてお互いがその紐を当てると恋仲になるとかいう手垢で汚れまくった運命の赤い糸とかがある。
謎のカップル推し。
酒と将棋と恋愛が同居する商店街が果たして他にあるだろうか。
いや、無い。(反語)

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そんな恋心とはかけ離れた下心のための劇場があったりもする。
はてブロ的にどうなのかわからなかったので目立つ乳首には処理をかけときました。
でもこれが子どもも通る天下の往来に堂々と貼られているのだから問題は無いんじゃないかと思います。
連日オールナイトとかそれなりに盛況してるんだろうか。
カップルシートもあったり何かとカップルを応援している街、新世界。
なんだやっぱり恋心関係してますね。

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そして今はやりのゆるキャラだっている。
串カツのゆるキャラ、くしたんである。
私もこの間行って初めて知りました。
地元の八尾が微妙に関わっていて複雑な気持ちになりつつ、くしたんのUFOキャッチャーで1000円くらいスリました。
2度漬け禁止なのにちょっとしかソースがついていないくしたんが心配です。

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そんなゆるい雰囲気は何処へやら。
「しらんがな!!」のお目見えである。
店(たこ焼き)の名前で「しらんがな!!」。
タコが入って無くても、味が口に合わなくても「しらんがな!!」と言うことなのだろうか。
店の名前を尋ねられても「しらんがな!!」、答えになっているけどなってない。
フォントだけでもかなりの勢いを感じるのになぜエクスクラメーションマークをふたつもつけたのだろうか。
「しらんがな!!」確か一度食べた記憶があるけど味の印象を聞かれたらこう答えます。
「しらんがな!!」と。(覚えてないだけ)

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あまり写真を撮ってなかったのでこんなもんだけれど、新世界のカオスさが少しでも伝わったならば幸いです。
新世界から徒歩でも十分行ける距離に日本最長のビル、あべのハルカスもできたし、観光で行くならば天王寺ー新世界界隈は本当にオススメ。
ちなみに高さ100メートルの通天閣はハルカスの展望台から見ると本当に小さい。
ミニチュア模型みたいだ。

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景色も本当にいいし、これまた謎のゆるキャラ、あべのべあ(回文)がいたりもする。
休日に登るのであれば値段が500円余計にかかってしまうけれどWebにて事前予約をして登るのがオススメ。
長蛇の列にほとんど並ばず登れます(ステマ)。

けいおん!電車に乗って石山寺へ


けいおん!電車に乗ったのは石山寺からの帰りだけど。

28日、滋賀県大津市の石山に行ってきた。
地元の大阪は近鉄八尾からJR京都までバスが出ていて、50分くらいで京都まで着いた。
そして京都から3駅程度で石山へ。

駅を出てバスロータリーまで行くと京阪電車が走っていて、何やら賑やかな電車が走ってくる。
よく見てみるとアニメ「けいおん!」とコラボしたラッピング車両だった。
滋賀県は寒く、防寒もしっかりしていたのでスマホもカメラも出せず、写真は撮れず。
その後、友達と合流し、石山寺の方まで歩くも写真のチャンスがあるかと2度くらい踏切が鳴ると戻るも、他のラッピング車両は来るがけいおん!のはなかなか見れず。

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ちなみにこんな京都っぽい?滋賀っぽい?車両や他にもおでんくんの車両を見かけた。

滋賀県(田舎)あるあるとして、数多くの飛び出し坊やを見かけた。
オーソドックスなやつから女の子のやつ、手作り感満載のやつ…

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そんな中滋賀っぽさ満開だったのがひこニャン飛び出し坊や。
そんなに交通量が多いわけでもないのになぜこんなに飛び出し坊やが乱立しているのかは謎だ。

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そんな感じで石山寺の方へ向かっていたけれど途中から芭蕉庵の方が行きやすそうだったので方向転換。
しかし、去年の9月の台風でこの辺りも大きな打撃を受けたそうで芭蕉庵はまだ閉まっていた。

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という話を聞いたのは隣の聖徳太子堂ででのこと。
山道を息を切らしながら登って行った頂上に琵琶湖を一望できる見晴らし台があった。
そこに聖徳太子を祀るお堂があり、地元のおっちゃんたちが年末の掃除をしていて教えてくれた。

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国の重要文化財にも指定されてもおかしくない鎌倉時代からの聖徳太子(2歳)像(おっちゃん談)が祀られているお堂の中に上げてもらえたり、写真を撮らせてもらえたりした。
なんでもそういう指定を受けると保護が大変だからあえて申請をしてないそうだ。

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帰り際、石碑を見ていてなんの石碑だろうと話をしていたらおっちゃん達の中のひとりが「俺のひいお爺さんや、村長やってたんや」とかと教えてくれ、冗談かと思っていたらガチそうだった。
かつてはお茶が有名で宇治のお茶よりクオリティが高かったとか、宇治に石山のお茶を持って行って売っていたとか、今は陶器だとか。

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そんなこんなでおっちゃん達に石山寺までの道のりを聞き、別れ石山寺へ。
小腹も空いていたので昼ごはんを食べたかったが、全くと言っていい程飲食店がなかった。
京阪石山寺駅までたどり着き、寺へ向かっていると似つかわしくないカフェがあった。
これを逃すと食事の機会がなくなると思い、男2人ではあったが飛び込む。

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去年の7月にできたという優しい夫婦2人で経営してるカフェ。
瀬田川のほとりにあるからHOTORI CAFEらしい。
焼きカレーもくどくなく身体にいい感じで優しい味でした。
ただ後ろにいた女子大生の集団の会話がなかなか生々しくてリラックスはできず。

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昼も済ませ、石山寺に。
なかなか広大な寺だった。
隅から隅まで歩くと迷子になりそうなレベル。
紅葉や桜の時期に来るとなかなか絵になりそうな場所も多かったけど、生憎草木も枯れ切っている時期に行ったので景色的にはアレだった。
それも合間ってか、年末ということもあってか観光客も少なく、だからこそゆっくり観やすく回ることができた。
紫式部源氏物語の構想を練った場所とかで源氏物語を振り返れる展示があったり、像があったり。
でも紫式部像は見ませんでした、見逃し。

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帰りの駅に行くとちょうどけいおん!電車がとまっていた。
割と目当てで来ている大きなお友達もいるみたいで停車時間を利用して撮影がちらほら行われていた。
僕も狭いホームを走り回って撮影をしまくる(迷惑にならない程度に)。
Blu-rayボックスの発売を記念してのラッピング車両だったみたいだけど、ちょうどBlu-rayボックスも買い、本編を全部見終わった後なので汗だくになるくらい写真を撮りまくった。

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他にも京都アニメーション関連で中二病電車も止まっていた。
地元密着型の京阪電車さん、ナイスです。
歴史と文化をつなぐ京阪電車に乗って、みなさんも旅してみてはいかがでしょうか。

と、うまくしまってませんがこれにて終了。

12/21 パスピエTOUR2014 幕の外ism final Zepp DiverCity」

年の瀬も迫ってきて仕事もそこそこ立て込んできたけれど、今日はパスピエのライブに行ってきた。

パスピエは去年のROCK IN JAPANで初めて見て(聴いて)、1番狭いテントのステージだったけれど盛り上がりがその日見たそれまでのどのバンドよりも1番熱かった。
そしてその後過去のアルバムを聴いて割とハマって行った。
よく相対性理論と比較する人が多いけど個人的に別物だと思うなあ。
パスピエには通奏低音として全ての曲にPOPがある感じ。
POPをいろんな角度から表現していて、プログレッシブPOPみたいなものもあれば、ROCK POPみたいなものもあれば、アニソンPOPみたいなのもあれば、JAZZ POPみたいなのもある(こんな言葉ないけど)。
逆に相対性理論はPOPというよりもオシャレでサブカルでお高くまとまってる感じ…
ボキャ貧でいい言葉が出てこないのが悔しいけれど、パスピエのがPOPしてて聴きやすいんじゃないかと思う。

そんなこんなで今日のセトリは以下。

01 MATATABISTEP
02 YES/NO
04 とおりゃんせ
05 トーキョーシティ・アンダーグラウンド
06 七色の少年
07 あきの日
08 あの青と青と青
10 チャイナタウン
11 アジアン
12 はいからさん
13 フィーバー
14 贅沢ないいわけ
15 最終電車
16 ワールドエンド
17 S.S
アンコール
18 瞑想
19 シネマ
ダブルアンコール
20 電波ジャック

整理番号が190番台とかなりよかったので普段は後ろの方で見る僕だけど、今日は2ブロック目の最前の柵前(キーボード成田、ギターの三澤寄り)を確保。
柵に寄りかかることもできるので腰への不安もあまりなく楽しめた。

メンバーの話。
・大胡田なつき
アルバム、幕の内ismのイラストにある緑の着物の様な衣装を着ていた。
ROCK IN JAPAN13で感じたことだけど、計算してるのかしてないのか全ての仕草、話し方、とにかくあざとい。
このあざとさがパスピエの、大胡田なつきの武器なんだと思う。
脱線するけどパスピエファンというよりも大胡田ファンの様な人も一定数いた。
それもうなづけるくらい間近で見るとやっぱり可愛かった。
神と崇められたく、好きな言葉は御利益。

・成田ハネダ
パスピエバンドマスター的存在でもある成田。
MCも大胡田の拙い部分を上手くリード。(大胡田→ラジオで話すのが上手くなったと思う、直後言葉に困る、成田→早速不安だわ的なクダリ)
キーボードを弾きながら時折客席の方をすごく優しい笑みで見ていたのが印象的だった。
本人も話していたけど、Zeppワンマンというバンドをしていたら誰しも夢見る光景を見れた事、そしてその光景が満員のお客さんの満面の笑みだったことが嬉しかったのだろうか。

・三澤、露崎、やお
まとめて申し訳ない笑
前述の2人とは違ってほとんど演奏に注力。
(やおはたまに観客を煽る、露崎は成田のツアー中メンバーの地元でライブした時におかえり的な雰囲気があって羨ましかった話の時に成田と共に関東出身ということでただいま!と言ったことくらいしかマイクを通しての発言は無し、三澤は終始発言無し)
演奏中、三澤と露崎がよく絡む。
基本三澤が露崎の方へ歩み寄り一緒に弾く感じ、ドラム付近であれば3人でのセッションみたいな感じ。
すごくかっこよくて何処か微笑ましかった。
3人とも殆ど話はしないけど演奏終了後とかお客さんへの感謝の現しっぷりから思いがとても伝わってきた。
三澤は割と大きくてガタイもよくて、ギターを弾いてる姿が様になる。
ソロのところとかよく前に出てきたり背面奏法もしたり、観客を盛り上げるのも上手い。
露崎は割と小柄でベースが大きく見えるけどとてもかっこいいしかわいい。
時折かなり感情的にベースを熱く弾いてる様もかっこいいしかわいい。
やおは成田がパスピエの様々なPOPの顔を表現するバンドマスターだとすると、やおがその縁の下の力持ちな感じ。
ドラミングが安定しながらも色んな表情を作り上げる。
というか5人ともライブの表現が抜群で本当によかった。

曲の話。
パスピエはPOP!と書いたけど、CDで聴くよりもPOPにかなりの磨きがかかっていた。
パスピエは変化球なく直球でライブをしてる感じ。
余計なものが一切ない。
盛り上げ方も上手くて、あきの日〜ノルマンディーで1度落ち着いた流れをチャイナタウン〜フィーバーで最高潮に持っていき、最新曲につなぐ。
アレンジも秀逸で、個人的に最終電車のジャジーなアレンジが本当にかっこよかった。
しっとりしたドラムとキーボードが本当にいい、それを囲むベースとギターも本当にいい。
パスピエの更なる顔と可能性を感じられた曲でもあった。
他にも曲間のボーカルを除いた楽器隊だけでのフュージョンっぽいセッションがさいっ、、、こうによかった!
パートごとのソロもありつつ、ただただかっこいいし踊れる。
あんなことをできたら本当に楽しいだろうなぁと羨ましい気持ちにもなった。

演出の話
バックにある左右対称の三角形にプロジェクションマッピング的なあれ。
曲のイメージにあった映像や幾何学的な模様が映し出される。
これもシンプルでライブの邪魔をせず、親和的ないい演出だと思う。

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あとこれは演出の話かは謎だけど、アンコールのMCで最新シングル(配信限定)の贅沢ないいわけのジャケットをライブ終わりで配布することを発表。
配信限定でぼくもダウンロードしていたけど、配信限定だからジャケットとかはない。
大胡田なつきのアートワークはファンからも好評だし、ジャケ買いからパスピエを知った人もいるだろうしでいい試みだと思った。

そんなこんなで全ての要素が合間って最高のライブでした。
個人的にアルバムの中で1番好きだったけど、ツアーを通してやらなかった「わすれもの」を聴けなかったのは残念だけど、それは帰りの電車で聴くことで自分の中のパスピエに関する「わすれもの」をなく帰れるんだ、それでライブを終われるとひとり納得した。

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帰りは新橋の岡むらで合いがけ肉飯のネギ煮玉子トッピングをかっこんで気分よく帰りました。
なんでライブの締めが肉飯の写真なのかは謎ですが、岡むらはチェーンとしてもっと多店舗展開して欲しくもある。