seikousisanの日記

食べたり音楽(ロキノン・ももクロ他アイドル)だったり都内近辺の行く場所が多いと思います

CANNES LIONSに初めて行った人によるこれから初めて行く人向けのブログ

前置き このエントリーの趣旨

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2018年6月18日〜6月22日
同業に身を置くものとして漫然と憧れていたCANNES LIONS(以下、面倒なのでカンヌと記載。地名のカンヌと混在してるけどあしからず)に初めて行ってきました。
日本から普通に行けば100万円近い出費になる偉大なるイベントに、会社のお金で、しかも1週間のお休みをもらって行けるなんて贅沢の極み。
※実質は休みではなく取材出張であり、下手すりゃ日本にいる時より頭をフル回転させてクリエイティブ&英語脳になるのを朝から晩まで5日間続けるのでかなりハード


ゴールデンウィーク前くらいに行くことが決まったカンヌに心踊らされて、社内のカンヌ童貞・処女を卒業済みの先輩方や他社で働く大学時代の同級生などに「カンヌってどうですか!?」と取材。
他にも様々なウェブメディアやらSNSを漁る。


気になることは2017年までの傾向や、2018年これまでの広告賞を受賞していたりホットな作品のことはもちろんなのだが、


カンヌってどんな所なの?
カンヌで5日間どうやって過ごすことになるの?
Wi-Fiは?
ぶっちゃけご飯とか観光とかどうなの?


といった普通に海外に行く際に気になることたち。
しかもただ海外に行くだけでなく、取材の名目で来場してる人がほとんど。
私もそうでしたがその後にわりとヘビーな報告会があったりで、「報告会が終わるまでがカンヌです」っていう人は
ちゃらんぽらんに「南仏ウェーイ」としてバカンス気分のまま日本に帰れない。
そんなんで帰ったら上司とかに大目玉を食らうこと間違いない。
つまり、いかにしてカンヌでの5日間を身のあるものにして帰れるかといったこと。


前置きが長くなりましたが本エントリーでは、


1. カンヌに行く前に日本で準備していった方がいいこと
2. カンヌでの5日間の基本的な時間の使い方
3. ちょっとはあるはず!カンヌの観光情報


あたりに注目して書いていこうと思ってます。
色々な所で語り尽くされている◯年のカンヌの傾向とか、主な受賞作品はこんなんでした!みたいなのにはほぼ触れません。
作品情報とかが気になる方は他の記事なりエントリーを見てください。
それではこれから書いていきます。

 

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1. カンヌに行く前に日本で準備していった方がいいこと


カンヌをどれだけ有意義に過ごせるかは日本での下準備が80%を決める。
と言っても過言ではない、間違いない。
これは


①日常的に過ごすための準備(生活する上での準備)


②取材出張として有意義に過ごすための準備(ビジネスとしての準備)


の2つの目線があると思います。
まずは、

 


①日常的に過ごすための準備(生活する上での準備)


・気候について
5日間も過ごすのだからまず「気候はどうで何を着て行ったらいいの?雨は降るの?」っていうのが気になる。
データ的な所で言うと、6月のカンヌの平均気温は19.4度で降水量は42mm。
これは東京の平均気温21.4度・降水量167.7mmと比べるとかなり暮らしやすそうに見える。
果たして本当にそうなんだろうか。


実際に行ってみた感じからすると雨や湿気に関しては本当に過ごしやすい。
折り畳み傘とか一応持って行ったけど会期中毎日気持ちがいいほどの快晴だった。
しかも地中海間近のため同時期の日本で感じるジメジメ感も一切なし。


ジメジメしてなくて雨も降らない!平均気温も東京より低い!なら最高じゃん!


と思う方もここでいるだろう。
問題がひとつだけある。


日差しがアホみたいにキツイ


これ。


理由までよくわからないので詳しい説明はできないけど、地中海性気候でこの時期のカンヌは日本と比較にならないくらい日差しがキツイ。
サングラスなんてイキってかけるものだと思ってたけど、カンヌだとサングラスがないと日中外を歩くのが本当にキツイ(目がやられる)。
更に肌を焼き付けてくるので気温と比較してかなり暑く感じる。

 

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日本の夏はジメジメしてて本当に不快!カラッとした所で過ごしたいわ〜


とかいう人は少なからずいる。
けど実際行ってみるとカラッとした暑さに慣れてない日本人には別の辛さがあるもんだなと感じました。
ていうか普通に最高気温30度行ってる日とかもあった気がする(うろ覚え)。


あとは海外にありがちな屋内の冷房効きすぎ問題。
そんなにカンヌの屋内施設に入りまくったわけではない(後述するがほぼホテルと会場のパレ・デ・フェスティバル間の往復の生活になる)のであれだけど、少なくとも会場内はそこまで寒い訳ではない、割と適温。


ただ、私は割と暑がりである一方、アメリカやタイ・シンガポールなどの施設だと屋内で寒いと感じるくらいの温度感覚の持ち主。
そこからするとアメリカや東南アジアの施設ほど空調は効いてないと思ってください。
一応パーカー1枚を常に持ち歩いていたけど着ることはなかったです。


なので


・サングラス持参は必須!
・傘はほぼいらない、ただ42mmの降水が月間であるはある
・暑いは暑い、半袖でなんの問題もない(日焼けがきになる人はケア必須)
・羽織ることができる長袖はある分にはよい(自分を暑がりと自負できる人はおそらく不要)


あたりをパッキング作業の時に気をつけたらいいと思います。


・ホテル事情について
カンヌに行かれる方もそれぞれでホテル事情も会社によってそれぞれだと思う。
某代理店みたいにホテル一棟借りしてたり、会社でまとめて旅行代理店が手配していたり。個人手配でできる限りやすくする必要がある人もいたり。
私の場合は会社から旅行代理店経由で手配されているパターンだったがとにかくこの時期のカンヌのホテルは高い。

 

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泊まったホテルは会場まで徒歩10分程度のカンヌ市街地にある三つ星のシティホテルだった。
2月中旬時点で検索してみたら1泊1万円しない程度の平均的なホテルだ。
だがフェスティバル期間になると普通にホテル料金が倍以上になっていた。
他のカンヌに行った人の話を聞いてると市街地は中々泊まれないので会場と駅を挟んで反対側の坂を上って行ったあたりに泊まったという人もいた。


ただ、会場からは近いに越したことはなく、毎日授賞式が終わるのが21時とかになる。
そこから少し飲んでご飯を食べて帰ると普通に日付が変わるくらいの時間になる。
前回行った先輩の話とかを聞いていると駅の反対側の丘の上のホテルとかに泊まったらしい。
そこだと会場まで30分程度歩いてするので疲労感がヤバイとのこと。
とにかく近いがベスト、これは間違いない。


ちなみに調べて行ったらわかるはずなのにこれだけの値段なんだからアメニティで歯ブラシとかあるだろうと思ってたら無かった。
ので、初日は仕方なく手で歯を磨いた。
(カンヌのスーパーとかだいたい閉まるの早い、日本で言うようなコンビニもそうそう無い)
シャンプーとリンスボディソープも兼用的なやつだったので、アメニティには期待せず諸々持参したほうがいい。

 


②取材出張として有意義に過ごすための準備(ビジネスとしての準備)


カンヌに半分バカンス的な気分で行く人も多いとは思うが、うちの会社の場合はガチの取材出張。
何百人と入れる会議室を押さえての報告会とかさせられるし、会社に・会社の偉い人に「行かせてもらっている」立場なのでしっかりと情報を持ち帰る必要がある。
そんな時、事前に日本で何ができるかと言うと、カンヌについて知っておくことだ。
大きく分けて3つあると思う。


(1)昨年までの大まかなカンヌの傾向を把握しておく


このブログでは詳細に伝えるつもりはないので端的に。
2018のカンヌはかなり変革がある年と言われていた。
ただ、変革があると言われても、その前がないと何がどう変わったのかわかんないので、ここ10年くらいの大まかな傾向は知っておいた方がいい。
受験に例えると過去問を解く的なそんな感じ。
各年のグランプリは何で、全体的な潮流、キーワードは何であたりを把握してると、自分が行った時のカンヌが、スッと染み込みやすくなる!かも。


(2)事前に発表されるセミナーをチェックしどうカンヌの会場を回るかスケジューリングする


カンヌの目玉は授賞式ではなくエージェンシー・クライアント・コンサル・web系企業やスタートアップ企業が行うセミナーこそが目玉だ。
事前にセミナースケジュールが公式サイトや公式アプリ上にアップされるのでそれをチェックして何をどう見て回るかは要チェック。
会場間の距離が結構あるところがあったり、人気企業が行うセミナーには開場前に長蛇の列ができたりするので要注意。

 

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英語が基本なので、英語が苦手な人にはちょっとしんどい。
特に専門的な話になると3割理解するのが精一杯だったりする。
スライドや画像をふんだんに使ってくれるセミナーはまだしも、座談会形式で進むやつだと頭が追っつかなくて結構体力も消耗する。
無理してセミナーを見るのもいいかもしれないが、休憩はうまく挟みつつ回るのがオススメ。


音楽フェスに例えるとどのミュージシャンがいつどのステージに出るからどう回ろうといったことを計画するのと同じですね。
回りきれないとなると屋台エリアやテントエリアで休憩したりするのも一緒。


(3)カンヌまでのクリエイティブ祭などに出展されてたり受賞している作品をとにかくチェックしておく


これは言わずもがなで、(1)を理解するためにも今年の作品はとにかく事前インプットしていった方がいい。
いきなり受賞作を見ても、結局その説明とかも英語なので、ウェブサイトとかで日本語で説明されてるものとかは日本語でなんとなくの雰囲気を押さえつつ、現地で英語で見た方が理解が圧倒的に深い。
これもフェスに例えると、フェスに出るミュージシャンのアルバムとりあえず借りて聴いとくのと一緒ですね。

 


結論 カンヌはだいたいフェスと同じ

 


2. カンヌでの5日間の基本的な時間の使い方


人それぞれである。
周りの知り合いを見てても千差万別。
半分バカンスで来てる人は隣のモナコとかまで足を延ばして観光に行っている場合も多い。


しかし、先述のように取材出張的な側面が強い場合は、朝から晩までカンヌ会場に缶詰となる。
(Canned Lionという缶詰に入ったライオンのぬいぐるみがお土産で売ってるけどまさしくこんな状態)

 

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・朝 ホテル〜会場まで

 

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会場内で昼食に食べるパンを毎日買って行っていた。
もちろん外に出てはいけない決まりなどないので、昼食も自由なのだが、いちいち外に出るのが面倒だからだ。
かなりセキュリティがしっかりしていて、入場の度に持ち物検査がされる。
しかも割としっかり目にされる。
セミナーとセミナーの間隔があまりなかったりもすることも相まって、せっかくカンヌにいるが割り切ってほぼ毎日パン生活を送っていた。
ちなみに会場には一箇所だけ食品を売っているところもあるが、さほどクオリティが高いわけでもないのでパンを買って行っていた理由もある。

 

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・日中〜18時ごろまで
ひたすらセミナーの聴講と地下でパソコンとにらめっこで受賞作の研究、パネルの閲覧の繰り返し。

 

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この時期のカンヌは日差しが眩しいことは先述したが、日中はほぼ会場内にこもりきり。
会場間の移動でたまに外に出ると日光に慣れてないモグラみたいに眩しさがハンパない。
地下のパソコンも割と争奪戦になったりするので要注意。


今後変わるかもしれないが、今回のカンヌでもチケットを購入してれば一定の期間エントリー作品はウェブで閲覧可能になっていた。
が、しばらくすると有料での閲覧に切り替わった。
気になった作品は画面を写真に撮っておくことをオススメ。
絶対後であの事例なんだっけ〜ってなるので。


また、受賞作以外にもショートリストに入った作品からは基本的に閲覧して行った方がよい。
こんな事例結構いいじゃん!世間的には評価されてないけど自分のクライアントでは使えそう!などの掘り出し物事例があることが多い。


たまに外に出てマックを食べた日もあれば、日本で付き合いのある会社が開いていたオープンハウス的な物に参加させていただいた日もあった。
オープンハウス(企業が会場周辺の物件を借りて接待用に様々な形でおもてなしをする場)はカンヌの風を感じられるいい経験になるので、是非参加したらいいと思います。

 

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・18時以降から21時ごろまで
18時ごろから授賞式の会場への入場が始まり、19時ごろから授賞式がはじまる。
正直毎日になるとかなりしんどいけど、会場にいるとその熱狂ぶりから同じゴールドでも評価されてるゴールドとそうでもないゴールドとの差を感じられたりもする。
セミナー同様良席は割と早めに埋まるので、18時前くらいから授賞式会場前で並んでおくのが吉。

 

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・21時以降
基本フリータイム。
この時期のカンヌは陽が長く、21時を過ぎても日本で言う夕方くらいの明るさだ。

 

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この時間帯は運営主催のパーティがあったり、各社主催のパーティがあったりと華やかな時間になることが多い。

 

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私もパーティは初日の運営主催の物と、3日目あたり(記憶曖昧)のAOI主催の物の2つは参加しておいた。
基本的にネットワーキング的な意味合いが強い。

 

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パーティ以外は晩御飯タイム。
街中のレストランはどこもカンヌパスをぶら下げた業界人たちでごった返す。
だいたい日本人好みの店とかが業界内で共有されてるみたいで、日本人が多いところは本当に多い。
フレンチ、イタリアン、中華、アメリカン(ステーキのことをアメリカ料理と言おうと思ったけどそもそもアメリカンと言っていいものか)、一通り食べた。
流石ヨーロッパ各地からのリゾート地だけあって、食のバリエーションには困らない。


ちなみに30歳の誕生日をカンヌで迎えた。
その日は一緒に行った上司(直属のではないけど)の知り合いの代理店の方とその代理店行きつけの店でイタリアン的なのを食べてた。
どこかで花火が上がっていて建物の隙間から見えたのが印象的だった。


こんな感じで毎日朝から夜まで盛り沢山なのがカンヌ。
正直頭も身体もめっちゃ疲れる。
ベッドが変わると寝られないタイプの私でも割とホテルに帰ったら毎日すぐ寝てしまっていた。

 


3. ちょっとはあるはず!カンヌの観光情報


何度も書いてるように、ほぼ缶詰状態だったので観光らしい観光はほとんどしてない。
でもわずかな隙間時間で行ってよかった!と思った観光情報をまとめておく。


■街並み編
細い路地からの丘の上にあるカトリック教会

 

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Le Suquetという旧市街地的な雰囲気を感じる細い路地、階段が続く一帯。
正式名称がイマイチよくわからんが、会場から西に行ったあたりの街並みは昔ながらのヨーロッパ(頭悪い表現)という感じでワクワクする。
モンサンミッシェルの参道的な感じ。
丘の上の見晴らしはかなりよくカンヌを一望できる。
カンヌは治安的にグループで歩いてればなんの心配もないくらいな感じなので夜景を見に行くのもよい。
夜は教会がクラブみたいになって爆音でEDMがガンガンかかってた。
なんかのパーティー中だったのだろうか。

 

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海沿い


南仏リゾートって感じで気持ちがいい。
高級クルーザーがいっぱい停まっていたりするのもカンヌらしさを感じさせる。

 

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■食事編
美味いステーキ屋

 

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教会に行く途中の坂道にあるステーキ屋
なんと分かりやすいことか、店の名前がMEATである。
トリップアドバイザーで調べてみたらカンヌで11位のレストラン。
カンヌはとにかく高級な店も多いが、ここは肉とワインを提供する店の割には34€とリーズナブル。
(というか同行した多部署の本部長に全て晩御飯代は出していただいていたので正確な値段を覚えていなかったが写真に残っていた)
メニューはサーロインかマグロのステーキのどちらかに、付け合わせもフライドポテトかズッキーニのソテーかみたいな感じの二択+デザートでシンプル。
海外にいると野菜を渇望するようになりがちなのでズッキーニを食べたけど結構美味かった。


美味いジェラート

 

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お土産屋とかが集まる通りにあったジェラート屋。
MOVENPICKという名前を検索するとチェーン展開してそう。
味の種類も豊富で大変美味しゅうございました。(何味かは忘れた)
かなり暑かったので癒される。
カンヌでジェラートは必須。


マクドナルド

 

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説明不要の世界中どこでも安定したクオリティを提供してくれるマクドナルド。
海外に来たら絶対食べる、最早故郷の味感覚。
ビックマック的なものとサラダ(サラダあるの嬉しい!)とドリンクで2000円近くしたのはカンヌクオリティ。
海外だと自動注文マシーンあるの多いけどここもそうだった。
が、何故かカードがうまく反応せずキャッシュで普通に注文する羽目に。


■お土産編

 

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メナディエ通りというこれも道幅が狭めの通りにお土産屋が集まっている。
可愛い感じの缶詰(ついジャケ買いしてしまう)や、トリュフ塩やトリュフオイルなど料理好きだとつい買いたくなる専門店から大型スーパー(バラマキお菓子には最適、カンヌは物価がほんと高いから節約するところは節約しないと辛い)まで揃ってる。
カンヌ4日目(アワードとして4日目)にちょっとスケジュールの余裕ができたので皆で2時間ほど散策してお土産を買いきった。
たまーーに日本語が少しだけわかる(日本人に対して理解がある)店員さんもいたりする。

 

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こんなもんだろうか。
繰り返しになるが、カンヌの作品についてや傾向について紹介する記事は多々あっても、カンヌでの過ごし方に注目したのはあまりないと思う。
本当に初心者の記事なので役立つかはわからないが、何かの役に立てていただければ幸いです。

 

 


あーーー、カンヌで暮らしたい。。

 

BOSEの完全ワイヤレスイヤホン「Bose SoundSport Free wireless headphones」を1週間使ってみた結果

 

Bose SoundSport Free wireless headphones ミッドナイトブルー/イエローシトロン
 

 



 iPhone7以降、イヤホンジャックが廃止された結果、多くのユーザーがBluetoothで接続するイヤホンに移行しているという。

かくなる僕も断線を2回繰り返しながらライトニングにつなぐアタッチメントを使いながらオーディオテクニカの「SOLID BASS ATH-CKS1000」を使っていた。

 

 

 しかし、この度またアタッチメントが断線し片耳が死んだので「これは有線にこだわっているとストレスマックスで死んでしまう」と思い、

仕事終わりにヨドバシカメラに足を

運んでいた自分がいた。

求めるのはBluetoothイヤホン、ただひとつ。

 

Bluetoothイヤホンに対する不安」

 

しかし、これだけは拭い去ることができていなかった。

 

  • 音質
  • 安定性
  • 遅延
  • 充電性

 

だいたいBluetoothイヤホンを購入する際にあしぶみをしてしまうのはこれらの要因じゃなかろうか。

これはネットの評判を見ていても仕方ない、と思い実店舗に行った次第だ。

 

結論として、Bose SoundSport Free wireless headphonesを購入した。

比較したのはSONYのWF-1000Xのみなのだが(せっかく買うなら完全ワイヤレスが欲しかったのと予算が3万程度だったので)、個人的にBOSEの完勝であった。

細かいスペックについてはいろんなブログやサイトがレビューしてるので先程あげた4点についてどう感じるのかのみ書き記しておく。

 

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1.  音質

 

正直オーディオオタでもなく「音域がなんちゃららら〜」とか言える程のいい耳も持ってない。

ただオーディオテクニカのSOLID BASSシリーズを使っていたのも低音が好きだからというだけである。

そこでヨドバシカメラの店員さんにまずこう聞いてみた。

 

僕「低音がよく聴こえる完全ワイヤレスが欲しいんですけど〜(無知)」

 

そうしたら店員さんはこう言った。

 

店員さん「そんな完全ワイヤレスイヤホンはないですね(断定)」

 

Bluetoothの完全ワイヤレスイヤホンのことを全く知見もなくした初心者質問だったのか、この店員さんがつよく断定しすぎなのかは未だわからない。

 

僕「そうなんだ(諦念)」

 

と、ただ納得するしかできなかった。

でも話をよく聞いてみると、完全ワイヤレスの中でもBOSEBOSEサウンドを追求してるからこそ低音がまだ出るのが特徴とのこと。

確かにSONYと比較しても「あ〜そうかも〜」といった感じだった。

ただそうかも〜という程度で音質でいいなと思った所はどの音域もある程度しっかりとクリアに聴こえるという所。

低音をガンガン聴きたいなら正直有線の方がいいんだろうが、音質以外の要素も検討するとこれでこの音質なら〜と納得できた。

 

2. 安定性

 

結構ここがいちばんかもしれない。

僕が視聴したヨドバシアキバ店ではSONYは視聴の段階でプツプツ音が切れることが頻発していた。(原因はわからないけど)

ただBOSEは視聴段階で途切れることなく、その後1週間、都内の様々な路線の中でも使っているけど通勤の中で途切れることはほとんど無い。

ストレスフリーになりたくて完全ワイヤレスを買ったんだから音が途切れることで別のストレスは感じたくなかったのでここは本当に快適である。

 

3.  遅延

 

これはネットでもよく見かけるが、YouTube再生時がかなり気になる。

自分のiPhoneで撮影した動画や、ニコニコ動画は気にならないが、YouTubeはどうしようもないくらいに気になる。

特に音楽系のPVは口パクがズレるズレる。

これだけはファームアップとかでなんとかならんもんだろうか。

 

4. 充電性

 

完全ワイヤレスの中だと長い5時間。

更にケースに入れると満充電が2回可能なため合計でいうと15時間持つ。

海外への移動でもない限り、なかなかそこまで長時間聴くことはないので正直個人的には満足である。

 

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ケースもカバンにコンパクトにしまえるため邪魔にもならないし、デザインも申し分ない。

 

総じて

 

細かいことを言えばさすがにデカすぎる(フランケンシュタインというあだ名もあるらしい)とか、大きさに対する意見もあるけど、そこまで大きく気にならない。

耳へのフィット感もS,M,Lの耳へのアタッチメントを付け替えることで自分のサイズに合わせることができて、落ちそうとかも感じない。

 

コードが絡まる(カバンの中で、満員電車で他の人に)

マスクをするとかつけるの面倒

断線

 

するといった煩わしさから逃れることができ、自由になれたというのが1番のメリットなように感じる。

久々に家電系でいい買い物をしたな、と心からそう思います。

個人的にノイズキャンセリングはそこまで必要としないけど、またバージョンアップされたのが出るのが楽しみでもある。

 

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バンコクのラーメンファン歓喜!麺屋一燈タイ店に行ってきた

まさかバンコクの一等地で日本の最高級つけ麺を食べられるなんて。

 

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7/15〜7/19でタイに行っていた。

海外に行けば必ず日本食が食べたくなるシンドロームが抑えられず、4日目の昼、なんとかして現地で美味い日本食がないかとネットの海を彷徨っていると「麺屋一燈」の文字。

バンコクの中心部、エラワンバンコクという閑静な高級ショッピングセンターの地下にある。

 

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ワットポーなど荘厳な王宮を見た後ということもあって現地に着いたらとにかく手を合わせずにはいられなかったの図。

オープンして2週間程度であり、時間は昼時を若干過ぎた13時ごろだったが行列が少しできていた。

店員さん(日本語できる)からメニューをもらう。

 

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 全部入りのつけ麺が350バーツ。

味玉が35バーツ。

写真が途切れてしまったが緑茶が50バーツ(確か)。

の計3点を注文。

ちなみに1パーツは約3円(当時)でテーブルチャージとサービス料が別途かかって2人で1000バーツを超えていた。

2人で3000円と聞くと日本より若干高いくらいかなという印象に聞こえるが、そもそもタイの物価は安い(市場とかなら100円あれば普通に飲食できる)のと、タイの最高紙幣が1000バーツなので日本人にとって諭吉を出してラーメンを食うような物なのである。

貧富の差はかなりあるタイではあるが、立地的にも明らかに富裕層を狙っていそう。

 

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そんなこんなで着丼。

日本の一燈は新小岩にオープンしてまあまあすぐの2011年冬とかに行ったきりなので正直日本と比較してどうこうは言えないが、かなりレベルの高いつけ麺であった。

コクもあり甘みもある濃厚な動物系と魚介系のダブルスープが歯ごたえのいい太麺によく絡む。

3種のチャーシューとつくね、味玉のレベルも申し分なしでこのクオリティを異国の地でも楽しめるなんてと驚いた。

日本を離れて食べるレベルの高い日本の味ということで微笑みの国に相応しい微笑み、むしろ終始破顔状態になってしまった。

それもそのはず、新小岩の店主が教育のために厨房に立ち腕を振るっていた。

正直店員の数も過剰だったと思うが、任せるために教育を徹底しているのだろう。

店主のブログを後で見るとなかなか覚えは悪いけど明るいいい奴らみたいなことが書いてありお国柄がうかがえた。

 

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個人的に縁の下のMVPはこのお茶。

50バーツ払えばお代わりし放題。

タイは湿度も高くとにかくノドが渇くのでこのサービスは本当にありがたい。

氷が入っていても日本のサービスと考えると安心感も増す。

 

日本のラーメンランキング(食べログ)1位の店はタイでも間違いなく1番だろうと確信できた。

日本の味が恋しくなった日本人は是非行って欲しい。

 

けものフレンズの「すごーい!」等のキーワードのみ祭り上げられることについて

けものフレンズというアニメがとても流行っている。

 

 

かくいう僕もネットでやたら騒がれているので1話目を先週見て、あれよあれよと言う間に追いついてしまった。

すごーい!たのしーい!のである。

このようこそジャパリパークへ星野源よろしくエンドレスリピートしている。

 

何がそんなにすごくて楽しいのかはいろんなブログで考察されていたり解説されてたりするので置いておいて、この「すごーい!」「たのしーい!」といった、

I.Qが溶けると言われるフレーズがやたらめったらネット上を中心に乱用されている。

確かに作中に登場するフレンズたちがしきりに発するこのフレーズは何も考えてないようで、全てを肯定してくれる中毒性のあるフレーズだが、ここまで流行するのに若干気になる点がある。

 

気になったのは第4話まで見た後に、なんとなく有吉くんの正直散歩を見ていた時。

ゲストが滝沢カレンだったんだけど料理を食べると、

 

「おいしーい!」

 

興味深いものを見ると、

 

「おもしろーい!」

 

と言うのだ。

いやこれけものフレンズですやん。と思ったが考え直した。

確かに日常生活を送る際、意外と感情の赴くままに言葉を発してないかと。

特に妻との会話を思い出すと、

 

「すごーい!」

「おいしーい!」

たのしーい!」

「おもしろーい!」

 

を結構な頻度で言っている。

と言うか自分でも美味しいものを食べたら「うまっ!」て言うし、他にも「ヤバっ!」とかフレンズ言葉とは違うけれど感情に赴くままに結構発している。

 

『けものフレンズ』流行はキャバ嬢風のトークが理由か | R25とも言われているが、本当に感情が高まったら単純な物言いになってしまうんですよね。

フレンズもキャバ嬢トーク(無関心からの思考停止発言)じゃなくて心の底から感情が高まって言っている感じ。

アニメや物語でここまで単純な言い回しを使うのはあまり無いし、むしろ化物語や絶賛再放送中の四畳半神話大系的な長台詞が礼賛される場合が多いが、逆に現実ではあんな言葉発さない、発せない。

メディアを通じてあまり聞くことのない、日常ではよく使うしよく聞く感嘆の言葉が逆に新鮮でかつ好意的に聞こえるんだろう。

 

だからなんなんだってオチは特にないんだけど、ジャパリパークへ行きたいです。

 

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写真は夢見ヶ崎動物公園でまだヘラジカがいた時に撮ったもの。

6話に出ていたヘラジカちゃんはかなり強キャラとして描かれてたけど、この写真は亡くなる結構直前の写真だからだいぶ弱っていたなぁ。

サーバルキャットのいる多摩動物公園にフレンズたちが殺到しているように動物園で勉強したくなるのもけものフレンズの特徴ですよね。

また動物園巡りたい。

BIKE TOKYO 2016を走ってきた

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かれこれ3ヶ月前になるけどBIKE TOKYO 2016を走ってきた。

BIKE TOKYO 2016とは?

Point1東京都内を走れる、最大規模の大会!

Point2COOL TOKYOなスポットを含む全長36kmのコース

Point3コース上に設置されたエイドステーションで休憩&ふるまい

Point4初心者も安心な運営体制!

 

BIKE TOKYO 2016

 

簡単に言うと東京都心部を初心者から経験者まで楽しく走りましょうってイベントです。

 

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7:30頃に江戸川区の自宅を出て8:10頃に会場の東京臨海広域防災公園着。

かなり初心者向けに設定された大会なので親子や夫婦など家族連れで参加している人々も多く見受けられた。

 

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前日は雨で当日もかなり天気が心配された日だったが1000人以上の参加者が集まり、そのためスタートは30分間隔ごとに5つのグループに分かれて行う。

僕はBグループで9:00スタート。

最後のEグループは10:30スタートのため順位や表彰といった概念は存在しない。

 

なかなか進まないからこそ疲れる道のり

 

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スタートしてものの10kmもしないうちに第1エイドステーションの両国横網にある公園に。

ものの10kmもしなかったけど大人数で走る&公道を進むのでスピードはかなり遅め。

1時間弱ここまでかかった。

 

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第1エイドステーションで提供されたのはあったかいお茶とみたらし団子(清澄白河にあるよしだや餅菓子店)、そして人形焼(浅草にある三鳩堂)

下町っぽいラインナップで落ち着く。

 

都心の風景を感じながら走るのは楽しい

 

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両国のエイドステーションを出発し、次のエイドステーションを目指す。

別にこんなにストイックにコース通り走らなくとも制限時間内に戻って来れば好きに東京観光をしてもいい。

ただソロ参加だったこともありとにかく自転車をこぐ。

基本参加者が走っているので、都心の道路は信号も多いためひとかたまりで走ることが多い。

ベテランライダーにもなると手信号や道路に落ちた異物の警告などテキパキとやっていて凄いなぁと素直に尊敬する。

 

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第2エイドステーションの神宮外苑に到着。

これまた10kmと少し走っただけなのに1時間くらいかかって疲れた。

銀杏並木の最盛期だったこともあり多くの観光客が写真を撮っていた。

 

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シャトレーゼのチョコケーキとバナナ(チョコかけ放題)。

甘いものが疲れに効く。

隣の神宮第二球場では少年野球をしていたのでそれを見ながら休憩し出発。

ここで少しトラブル。

次の道のりがイマイチ分かりづらく、違う道を進んでしまう。

他の参加者も数名同じく迷っており、地図を一緒に見たりしつつなんとか元のルートに戻る。

この辺り運営の道案内をもう少し頑張ってほしいなと思った。

 

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その後、六本木ー銀座と東京の中心部を抜け12:30頃にゴール。

重ね重ねだけれど、河川敷を走る普段と比べてストップ&ゴーが多いのでとにかく疲れた。

 

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おしるこ(無料)と焼きそば(有料)を食べて、無料のマッサージを受け13:30には会場を後にする。

抽選会とかが14:00からあったけど雨が降ってきたし疲れたので帰ることに。

 

グループとかで参加するならいいイベント(ソロ参加者あまり見かけなかった)だと思います。

来年は10月くらいのもう少し暖かい時期にあったらいいかも。

 

 

 

初めてクロスバイクで100km走った話

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クロスバイクを買い換えて週末に40km程度ずつ乗り始めて約1ヶ月。

やはり100kmのロングライドをやってみたいという思いから江戸川区から横浜まで走ってきた。

とはいえそんなにすぐ「走ろう」と思えたわけではなく、今まで横浜までの片道分しか1日で走っていなかったものだから、果たして本当に大丈夫だろうかという思いも大きかった。

そんな不安にかられながらも、持ち物は普段と変わらずタオルと飲み物とアーレンキー程度。

パンクしても近くの自転車屋に駆け込めばいい程度の軽い気持ちでスタートすることに。

 

11時15分 江戸川区瑞江を出発。

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午前中に荷物を受け取っていたりしていたので、若干遅い時間にスタート。

ロングライドの基本として朝早くにスタートするのが鉄則だったりするので、この時点で帰宅は夜になるだろうなぁと思う。

 

三田まではこの間こいでいたので、特に不安視することなく進む。

相変わらず中央区に入るくらいまではなんの面白みもない道が続く。

都心部のランドマークがたくさんの道が好きなので、この10km程度が本当に苦痛。

しかも途中なぜかGPSが切れていたのか、5km分くらいが途切れていた。

 

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昭和通りに入りようやく銀座に。

この辺りから品川くらいまではランドマークも多く、こいでいて楽しい。

しかも三田からは大学時代キャンパスまで時折自転車で通っていた道なので、懐かしの道だったので、快調に走る。

 

が、この日の最高気温は31.2度。

空も快晴で日差しが徐々に体力を奪っていく。

それと同時に立会川あたりからの第一京浜は若干道状態が悪く、初心者でもあるため思ったような走行が難しい。

そんな中、1番失敗だったと思ったのが飲み物。

ポカリスウェットの500mlペットボトルを持って行っていたのだが、やはり濃くて水分補給としてはイマイチな印象。

よく部活をやっていた時も濃度を半分以下に薄めて飲んでいたけど、真夏に運動する場合にはそのままポカリは若干きつかった。

ボトルとスポドリの粉を買って自作しようかなぁと思った。

 

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そんな状態の中、補給(昼食)を取るのは神奈川に入ってからと自分ルールで決めていたので、なんとか気合いで多摩川を渡る。

そして出発して30km地点(GPS切れを含めると約35km地点)でいい感じのラーメン屋を発見。

吹き出す汗を全力で拭きながら入店。

味玉ラーメン900円、美味しゅうございました。

とにかく水分を取りたかったので水をガブガブ飲んでしまう。

 

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ここから目的地である横浜(みなとみらい)までは残り約15km。

ここまで来た道のりに比べれば全然余裕の様に感じる。

そのままずーっと第一京浜を横浜方面へ。

途中、都心から行けるお手軽秘境駅、鶴見線の国道駅と海芝浦駅に行ってきた - seikousisanの日記の記事でも書いた国道駅の横を通るも、時すでに14時ごろ。

とにかく早く横浜に着きたかったので無視してこぎ続ける。

 

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すると街が賑やかになってくる。

みなとみらいがどんどん近づいてきた。

この辺りになるとやはりテンションが上がるので、自然んと鼻歌が飛び出てくる程に元気になってくる。

 

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14:35 ついにみなとみらい(万葉の湯)に到着!

なんで万葉の湯を目的地にしていたのかって、旅の疲れを癒すためではなく、2週間前に来た際に、メガネを忘れてきてしまったため。

忘れ物をピックアップだけして、万葉の湯を後にする。

 

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その後、山下公園で30分休憩を取る。

山下公園まで自転車で来たのは大学在学中以来5年ぶり。

当時は大田区に住んでいたので20km程度だったのに結構しんどかった記憶があるけれど、今日は片道だけで往復に匹敵するレベル。

ここのおしゃれローソンで水を買って、スポーツドリンクを半分んくらいの濃度に希釈し、いい感じの水分補給体制を整える。

 

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赤レンガまで移動し、グルメフェスタを横目に、赤レンガ内でやっていた書道×アートの展示とかを見てまた休憩。

書でプロジェクトマッピングとかをしているのが面白かったです。

グルメフェスタで何か補給しようとも思ったけど、ビールを飲むのは自転車ではご法度なので泣く泣く諦める。

いい加減横浜を後にしないと帰るのが何時になるかわからないので16時過ぎに出発。

ここまで46km、残り54kmで100kmにサイコンアプリ上は到達する。

行きと同じく第一京浜を通って東京を目指すも、少し遠回りして距離を稼ぐ。

 

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16:51 再び東京都に入る。

あー、多摩川だなぁ。

大学時代近くに住んでたよなぁ。

せっかくなんだから大学時代の住んでた町も見に行くかぁ。

と気がついたら帰路から離れ、多摩堤通りを走っていた。

完全に無計画走行で多摩川線沿いを西に進めると大学時代よく歩いていた商店街や道が本当に懐かしくてノスタルジー。

 

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17:25 下丸子のコメダ珈琲店で補給。

こんな時間に休憩を取っていたら出発時点で真っ暗になってしまうぞ、と冷静な天使の僕がいる一方で、大学時代徒歩で来れる距離に住んでいながら一度も来なかった、でもよく見かけていた場所によった方が後悔しないぞと、ささやきかける悪魔の僕。

最初は少しスルーしかけたのだが、ちゃっかりとミニシロノワールとがぶ飲みアイスコーヒーでちゃっかり補給。

この時点で相当のカロリーを消費している一方でそれ相応のカロリーも摂取してるなぁと後ろめたい気持ちにもなる。

コメダ珈琲店では25分ほどくつろがせてもらい、大学時代住んでいた鵜の木へペダルを進める。

 

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17:55 鵜の木に入る。

5年経っても大まかには何も変わっていないけれど、なくなった建物に、変わってしまった店舗があったり。

また、シン・ゴジラで蒲田は直撃を受けていたけど、大田区の商店街ということで、鵜の木の商店街にもシン・ゴジラの幟がはためいていた。

 

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そのまま僕が世界で1番好きな多摩川の河川敷に。

なんでここまで虫がいるんだろうと、口を開けていると口に虫は入ってくるは、刺されるはで若干辛かったけど、この景色はいつ見ても最高。

正直ここまで来てどうやって帰ろうかなと思いながら、これは学生時代大学まで通っていた第2のルート、中原街道桜田通を進むことを決意。

アップダウンが続くのでここに来てのこの道は辛い。

引き返して第一京浜を進んだ方が道的には楽だったろうが、やはり今日来た道を帰るよりは新しい道を進んだ方が楽しいもの。

途中、登り坂が続く80km地点くらいで1人の初老の男と出会う、というか信号待ちでいきなり話しかけられる。

 

男「どこまで行ってきたの?」

僕「横浜までです!(登り坂続きでなぜかハイになっていたため大声)」

男「俺は川崎まで行ってきたんだ。どこまで帰るの」

僕「江戸川区です」

男「ならあと1時間コースか、江戸川区ならこの道じゃない方がいいんじゃないの?」

僕「いや、でも港区のこの道が好きなんで(田舎者発言)。お父さんはどこまで?」

男「俺は市ヶ谷までだからここを上がっていくとすぐだよ」

信号変わる

男「それじゃあ気をつけてな」

僕「お父さんも気をつけて」

といったやりとりがあって若干元気が出る。

 

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18:50 慶應義塾大学三田キャンパス着

道中でもお祭りが2箇所で開かれていたが、三田でも開かれていた。

桜田通真正面から見る東京タワーは東京のシンボル感がすごい。

東京にきた者を全て受け入れてくれるような、そんな器の大きさを感じる。

スカイツリーよりもやっぱり東京タワー。

 

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その後、中央通りに出て銀座。

昭和通りから永代橋を通って帰り道を急ぐ。

永代橋ではたくさんの人が夜景を撮っていた。

 

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19:45 南砂イオン前で最後の休憩

別に休む必要もなかったけど、お茶を補給。

この時点で93km。

なんとかギリギリ100kmを越えられる距離。

 

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20:02 瑞江着。

距離は101km(GPSの不具合除けば106km程度)

平均時速は17km弱

 

ほぼほぼ思いつきで走ったけど、休憩や補給にもう少し気を使えばよかった。

疲れている際にパンクした場合の絶望感は半端なかっただろうから替えのチューブくらい持って行った方が絶対よかったこと。

夏のまとわりつく暑さの環境では普通のシャツやハーフパンツはーまとわりついて邪魔なのでピタピタタイプのウェアがいいなということ。

 

この辺りが次回以降の反省点だろうか。

丸一日以上経った今でも足のだるさはあるけれど、筋肉痛まではならなかった。

次は埼玉、栃木方面にでも足を伸ばしてみよう。

 

 

香港出張に行ってわかった香港という街のこと

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2ヶ月以上前になるが6月末に3泊4日で香港に出張に行ってきた。

もちろん出張なのでネズミの国には行っていないが、ある程度時間に余裕を持つことができたので色々と楽しむこともできた。

行く前は所詮中国でしょ?とかれこれ12年前に北京上海西安に行ったことしかない私は思っていたがやはり中国とは違うなぁと思った。

 

1.とにかくビルが高い

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香港は国土が狭い。

人口は700万人ちょいと東京都の人口より少ないが、人口密度は世界第3位である。

そして地震は少ない。現地に滞在している友人によると人が感じることのできる地震ですら年に1回あるかどうかというレベルらしい。

だから建物をとにかく高くして人を上に上に詰め込む必要がある。

 

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その友人宅に行った時のマンションのエレベーターだが普通に70フロアを超えている。

Wikiさんによると現在の日本最高層のマンションは大阪にあるもので54階建らしい。

この70階建は香港ではよくあるレベルの高さでそこまで特別なものではないのが驚きだった。

 

2. とにかく金の匂いがプンプンする 

チムサーチョイから見た夜景(100万ドルの夜景ではない)

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セントラルピークから見た夜景(100万ドルの夜景)

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正直100万ドルかどうかの違いなんて全くわかんないしむしろ違う方が綺麗なんじゃなかろうかと思うが、この夜景を見ると金の匂いがプンプンしてくる。

毎日決まった時間にこの一帯の建物を使ったライディングショーがあるのだから。

一体だれのどんな呼びかけでどこがどう金を出してやってるのかが本当に気になる。

 

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時間があったのでセントラルからフェリーで1時間程度のマカオにも行った。

ここはもう金の匂いが香港よりも充満している街だった。

カジノとサウナと観光で成り立つ街。

金!暴力!セックス!から暴力をとった印象。

 

暴力をとったというと、マカオからの帰り、ホテルまではタクシーに乗ったのだが見事に全く違うところに連れて行かれ、仕方なしで歩いて帰った。

クラブや若者が集まるバーが多いエリアで深夜でもガンガンに音楽が鳴り響いているのだが、それでも危険だなと感じることはなかった。

むしろ街中にやたらめったらGの者が出没するのでいつ出てくるかと怯えながら帰った。

 

さてマカオだが、香港よりも中国人観光客がとにかく多く、中を通過だけしたカジノにもほとんどが中国人観光客がいた。

ちなみにカジノ自体は日本の大きなゲーセンかな?みたいな印象でラスベガスの様な華やかさはなかった。

それでもチャイナマネーのおかげでカジノで流通する金額はラスベガスを抜いたとかなんとか。

フェリーを降りたら竜宮城に着いたのかな?と思うほどだった。

 

3. クラフトビールが充実している

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意外にも香港はクラフトビールが飲める粋なビアバーが多い。

元イギリスの植民地ということもあってそういう文化が根付いているのだろう。

写真にはないが本当にたくさんの種類のクラフトビールを飲んだ。

香港のものだけでも何種類も飲んで、風味の違いや豊富さに驚いたりもしていた。

しかしやはりそういった店に来る客の半分以上は現地在住の西洋系の人だったりする。

話す英語はさっぱりのTHEジャパヒーズピーポーな私も、現地在住の友人とビールの力を借りて、

「KANPAI !! HAHAHA !!」

くらいのコミュニケーションはとれた。

 

4. 飯は日本がいちばん

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香港っぽい中華も食べましたよ、ええ。

でもほとんどは日本でも馴染みがあるものを食べてました。

一蘭のラーメンは注文から味集中システムまで日本と一緒だし(ビールのグラスにネギがついて出てきたのは香港クオリティ)。

いちばんお世話になったのはどこの国に行っても裏切らないマクドナルド様。

ちょっとは香港っぽさを出すために香港限定メニューを頼んだけど、ぐでたまのセットで日本感が拭えない。

一言でいうとライスバーガー的なものだったんだけど、とにかく美味しかったです。

向こうのチャーハンなんて食えたもんじゃなかったのに…(たまたま入ったところがアレだったのもあると思います)

 

5. 坂が多い

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香港、特にセントラルは坂が多い。

坂フェチの人にはたまらない街だと思う一方、歩き回るにはかなりしんどい街でもある。

写真は撮らなかったけれど、街中にエスカレーターが普通に出現したりする。

町歩きの血が騒いでひたすら歩き倒したが、東南アジアの様なじっとりとした暑さと坂の連続で汗だくになった。

 

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そんなこんなで中華・欧米の文化が入り混じり、独自の発展を遂げた香港だが総じては過ごしやすくはあった。

いろいろ混ざり合ってるから見歩いていても面白い。

時差も1時間だし日本から4時間ちょっとだし、物価は高いが店を探せば美味い酒もあるし日本人に馴染み深いご飯もある。

英語は現地の人が行く様なところだとちょっと通じにくかったりするが…

 

もう仕事では行きたくないが、何十年か後にもう一度行く機会があれば行ってみたいな、と思う。