都心から行けるお手軽秘境駅、鶴見線の国道駅と海芝浦駅に行ってきた
秘境駅。
電車が数時間に一本だったり、利用者数が極端に少なかったりする。
生麦事件で有名なあの生麦だ。
ちなみにここに行くため、途中何かあったらお昼ご飯を食べようと画策していたらほとんど何もない。(国道15号沿いにチラホラありはしたがお腹の調子もあまりよくなく、ここはなぁ〜、ここはなぁ〜と見送りをしてしまっていた)
お昼ご飯等を食べるのであれば鶴見駅で食べることをお勧めします。
なお、奇跡的にもまさかこんなとこにこんな本格的な割烹ある?と目を疑いたくなる様な歴史を感じさせる割烹が国道駅すぐ横にあったので天重を食べました。
高級割烹すぎて緊張する感じでほとんど会話ができなかったけど、目の前で魚をさばく様子を見れるのは割烹カウンタースタイルのいい所だと思う。
話が脱線したけれどこの国道駅、高架下が入り口になっているんだけどこの高架下が歴史を感じさせるのだ。
いつから営業していていつ営業をやめたのかわからない住宅社の看板上部の壁面には横浜空襲の時の銃弾の痕がある。
高架下の外から見ても銃痕がある場所がチラホラ。
戦争が風化しつつある2010年代において歴史的遺産としても生き続けている国道駅。
改札は無人改札でSuicaをタッチする機械もきちんと用意されている。
写真の右端にカラスの様なものがいるのが見えるが、高架下には鳩がたくさんいてたぶん鳥避けとして設置されているのだろう。他にも何羽か鳥避けカラスがいた。
高架下に住んでいる人も未だにいるみたいで、僕らが見学に行った時にちょうど出かけて行ったおじいさんがいた。
乗換案内で検索してみると海芝浦駅に着くのは15時半位とのことだった。
そう、2時間もある。
とはいえもう国道駅周辺でやることがなさ過ぎたので途中の浅野駅まで出ることに。
浅野駅までは1時間に数本は電車がある。
鶴見線は京浜工業地帯沿いに走っている路線なので車窓からも工場が間近に眺めることができてなかなかに楽しい。
浅野駅では約1時間の待ちを強いられたので、近くの公園でたまたまやっていた横浜野球連盟の国対予選を見たり、公園内の健康器具で遊んだり、駅構内にいる猫と戯れたりして時間を潰した。
工場地帯はなぜか猫が多い、海も近い所にも多い気がするが何故だろう。
そんなこんなで1時間経過、ほとんど人気(ひとけ)がなかった駅もどこからか人が集まってきた。
皆海芝浦駅へ向かう人な感じがするが、意外に若いカップルも多かった。
やはりネットでも話題なだけあるのだろうと言った感じだが、ガチの一眼レフを構えた人々もたくさんいた。
折り返しの電車が約15分後に出、そのあとはまた1時間以上この何処へも出ることのできない空間で待つこととなるので急いで見て回る。
ベイブリッジが見えるということはTHE横浜のみなとみらいも海を隔てて割とすぐの距離にある。
駅を出てすぐの所に海芝公園という小さな公園がある。
そこは東芝の粋な計らいで電車を待っている間の憩いの場を作りたいとのことで作られたらしい。
横浜の花火大会や初日の出とかがここからキレイに見える穴場デートスポットになりそうな感じもした。
そろそろ電車に乗り込もうとすると、カエルの看板が立っていた。
何かなと思って後で検索してみると大雨が降った時に水が特にたまりやすい場所に設置されているらしい。
横浜支社管内に27カ所この看板は立っているらしいが初めて見た。
ちなみに地震の際に注意が必要なことを表すナマズの看板は何処かで見覚えがあったがその仲間らしい。
こんな感じで駅出たらすぐに海だから水がたまりやすいどころか台風の時とかの被害は物凄いものがありそうだ、
周りが海の道を進む様と車内の雰囲気はさながら千と千尋の神隠しのような感じがした。
今まで神奈川の工場地帯は浮島や扇島の方を中心に見ていたけれど、鶴見線も面白かったです。
本格的な秘境駅もいつか行ってみたい。