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seikousisanの日記

食べたり音楽(ロキノン・ももクロ他アイドル)だったり都内近辺の行く場所が多いと思います

BABYMETALとももいろクローバーZについて

音楽
本気出して考えてみてはないけど、最近この2つのグループがよく引き合いに出される。

・ベビメタへの移行が完了済

と言った様な感じで。
果たして本当にそうなのかはデータもないし、全くわからない。
2012年のサラバ、愛しき悲しみたちよからCD売り上げは落ち目。
ライブの集客も鈍っているんじゃないかと言われるが、今年の夏も5万人規模のスタジアムライブを2日間行うももクロ
CDの発売は少ないが海外の有名ロックフェスや、雑誌における賞を受賞するなど世界各国でその見た目と楽曲の完成度のギャップが受けているベビメタ。

私はこの両グループとものファンでもあり、ライブにも行けばグッズ、Blu-rayも持っていてどちらが〜と安易には決められない。
それでも、完全に個人の感想ベースではあるが最近この両グループについて感じるところがあるのでまとめておきたい。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★

2015.06.21 BABYMETAL WORLD TOUR 2015〜巨大天下一武道会〜に行ってきた。
ベビメタライブは今年1月の新春キツネ祭り以来5カ月ぶり。
セトリは以下。

1.BABYMETAL DEATH
2. ギミチョコ!!
4. ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト
5. あわだまフィーバー
6. Catch me if you can
紙芝居
7.おねだり大作戦
8.紅月-アカツキ-
9. 悪夢の輪舞曲
10. 4の歌
紙芝居
11. 新曲 
12. いいね!
13. メギツネ
紙芝居
14. イジメ、ダメ、ゼッタイ
15. ヘドバンギャー!!
16. Road of Resistance

初めてベビメタのライブに行った2013年のSU-METALの聖誕祭ライブからの2度目の今年の新春キツネ祭もパフォーマンスの向上具合には驚いたが、今回はたった5カ月なのにまた成長が見られた。
その成長は今回のブログの主旨とはあまり関係ないので割愛。
今回のライブで感じたももクロとベビメタのライブにおける共通点をまず上げてみる。

・汗だくになる少女たちが繰り広げる全力パフォーマンス
・高いレベルにあるバッグバンドの生演奏
・年齢層、性別にあまり偏りがない客層
(ちょっと前まではベビメタは圧倒的に男性かつ年齢高めが多かったが、今回の幕張ライブで女性、若年層が増加していて驚いた)

たぶん他にも考えれば幾つか挙げられるんだろうけど、とりあえずこの位にしておこう。
ではももクロとベビメタのライブでの大きな違いを次に挙げる。

・ライブの時間(ももクロは大箱の場合4時間近く、ベビメタは1時間半程度)
・ライブにおける演出(ももクロはMCもたっぷりだし、その他のイベントやゲストを呼んでの出し物までかなり盛りだくさん、対してベビメタは紙芝居が入るくらいでMCは一切なく、ストイックに曲とパフォーマンスが続いていく)
ももクロはほぼ全モノノフがサイリウムを準備、ベビメタは最近はほとんどサイリウムは無し(昔は赤のサイリウムが多かった)
・楽曲に芯があるか否か(ライブだけに限らないが)

あたりだろうか。
これももっとあるかもしれないがこの程度で。
ここで自分が熱量の矛先がベビメタに流れつつあるのはライブの時間と演出に原因があるじゃないかと思うようにたなった。

先ほども書いたがももクロのライブはとにかく長い。
曲自体も30曲近くやるのだが、とにかく演出も盛りだくさんである。
この演出で観客が放ったらかされている様に感じることがたまにある。
ここからは完全に完全に個人の感想というか嫉妬なのだが、一昨年あたりからニューヨークヤンキース田中将大ももクロがよく絡む様になった。
昨年のクリスマスライブではついに本人が会場にゲストとして駆けつけ、百田夏菜子と野球の茶番をやるということがあった。
私は田中将大と同じ昭和63年生まれて高校球児だ。
田中将大よりもももクロを好きである自信もある。
でも彼女たちに選ばれるのは田中将大であって私ではない。
年に何回も現場に行こうと、通じることはなく、年に1回でもイベントに招待される田中将大の方が彼女たちとコミュニケーションを取れるのだ。
まぁこれは完全に田中将大に対する妬みになってるんだが、私の周りでもこうしたゲストの起用に辟易としている人は多い。
田中はもういい加減くどいとの声もたくさん聞いた。
田中だけでなく、大箱ライブではゲストが多くの時間や演出の多くを割くことが多かったので、いい加減ライブをメインで見せてくれ、長時間ライブは疲れるしマンネリだといった意見が耳に入ったのか今年から月に1回ライブハウスでガッツリライブを駆け足で行うイベントも行っている。
が、ファン離れは進んでいるのかライブのチケットが取りやすくなっている、ファンクラブの会員が減っているなどの噂が絶えない。
かく言う私の会社の中にもモノノフが集うサークル的なのがあるみたいだが、そこの人も減っているみたいだし、この間の集いでは「本当にモノノフ離れは進んでいるのか!?」といった議題が出たらしい。

一方、ベビメタのライブ。
こちらは至ってシンプルでスピーディーだ。
今回のライブでもオープニングアニメでMC一切無し、アンコール無しを断言してしまっていた。
楽曲がまだ少なく、体力消費も激しいためか90分1発勝負。
実際90分もしないライブも少なくない。私が初めて行ったライブも1時間と少しだった。 
それでも「もう終わり?」という不完全燃焼感は無く、「楽しかった!」と満足感を味わえる。

じゃあ時間が短ければ満足感が高いのかと言われるともちろんそうではないと思う。
ここで楽曲の芯の問題が出てくる気がする。
「芯がある」という言葉はももクロのアルバム、「5TH DIMENSION」を出した際に、ももクロの楽曲を一次は多く担当し、ももクロの代表作「行くぜっ!怪盗少女」の産みの親でもある前山田健一が発した表現から借りている。
昔のももクロ楽曲はとにかく元気で明るくアイドルらしい側面がありながら、変拍子や転調も多い玄人受けしやすい楽曲が多かった。
まさしくももいろクローバーZというメンバーを表すような楽曲だ。
しかし、前山田氏の「芯がない」発言以降の楽曲は大御所とのコラボ曲は多いものの、昔の「ももクロらしさ」がどこか薄くなってしまった感は否めない。
「これぞももクロという代表曲がない」と言われていることや、シングル売り上げ枚数が下がっているのもこれが要因なのかもしれない。

対してベビメタは「アイドルとメタルの融合」をテーマに作られたグループだ。
なので初期の曲はアイドルらしい可愛さや、YUI-METALとMOA-METALの掛け合いが目立つ曲が多く、最近はSU-METALの歌唱が目立つ格好いい曲が多い印象がある。
しかし、可愛さ・格好よさの両方に存在している楽曲の芯として「メタル」がある。
メタルといっても色々な種類はあるし、正直どんな音楽がどんなメタルかとかには明るくないが、重低音を刻む高速のバスドラと、時に激しく時に美しくメロディを重ねるギターと、ドラムに決して負けない響きを奏でるベース。
そして本格的なメタルの中にエレクトロだったり和楽器だったり、様々な音楽要素をミックスさせてもメタルの要素は緩めない。
この「アイドル」と「メタル」が一貫してブレないからアイドルファン、メタルファン、そしてどちらでもないが音楽が好きな音楽ファンを引きつけてやまないのだと思う。
そんな本格的な楽曲を本格的な神バンドのメンバーが奏で、3人のパフォーマンスと合わせてオーディエンスの興奮も最高潮になっていく。

ここでライブにおける一体感的な問題になってくるが、ももクロはひとつの軍隊に近いと思う。
色とりどりのサイリウムで、各楽曲にメンバーの歌唱に合わせてコールを入れる。
モノノフのその訓練された様はまさしく軍隊そのものだ。
よく訓練された軍隊の結束は固く、同じ動き、同じコールをすることによって仲間意識を高めボルテージを上げていく。
対するベビメタは先述した様にサイリウムを持っている人がほとんどいない。
決まりきったコールアンドレスポンスもあることはあるが、大抵YUI-METALとMOA-METALのコーラス部分を一緒に歌うだけなので、あとはファンは各々音を楽しむ。
WALL OF DEATHや、ヘドバンギャー!!での土下座ヘドバンなど、一部のファンがする決まった動きもあるが、基本自由だ。
90分という限られた時間の中を、良質なアイドルメタルに乗って自由に楽しむ。
これがベビメタの現場であり、世界でも受け入れられ、逆輸入的にライブに来た客の心をつかみ、ファンを増やしていっている要因だと思う。

何度も言う様に、私はももクロも好きだし、昔のももクロのままでずっといて欲しかったとは思わない。
でも、より彼女たちの魅力を存分に発揮する楽曲・ライブ演出で「ももいろクローバーZらしさ」をまた見せて欲しいなぁとも思う。
今年の夏のバカ騒ぎは見送ろうと思っているけれど、次のアルバムを楽しみにしたい。