世界一美味いジェラート「埼玉県上尾市の榎本牧場」
せっかくカメラ手に入れたんだし、もう少しで埼玉離れるし、何か埼玉の観光をしよう。
牧場と言えば大自然の中にあるイメージだけれど、小自然レベルの上尾に牧場があったのだ。
ここに来たきっかけは金曜日に会社の昼休みに都内近郊で動物と触れ合える場所を検索してたこと。
そして今日、美容院で何かこの辺でいいスポットないですかねと聞いたら丸山公園と榎本牧場が出て来たこと。
調べてみたら上尾駅から5キロ程度なので歩いて行くことにした。
まずは丸山公園まで行き、その後に榎本牧場へ向かうプランに決定。
THE郊外の幹線道路沿いな道をぐんぐん進んで行くと、「川」というザックリした地名に出会う。
どう見ても道なんだけど「川」なのだ。
つーか番地がないのはなんでなんだ。
途中、昼ごはんをどうするか悩んでいると「詰め放題弁当500円」の看板を目にする。
「弁当つってもどこで食べるか…」
まだ目的地には割とありそうだったので弁当を持って歩くのも煩わしい。
一度スルーしたが「詰め放題」と「500円」のコストパフォーマンスを訴求するにはどんなキャッチコピーもかなわない言葉が頭の中を駆け巡る。
気付いたら踵を返し店内に入り、「どういうシステムなんですか?」と食い気味に森永卓郎似の店主に話しかけていた。
写真を撮らなかったのが惜しまれるが、おかあさんがやってる様な居酒屋みたいにカウンター上の大皿に料理が盛られており、弁当容器に好きなだけ詰めて行くスタイル。
煮物や揚げ物、焼き物にポテトサラダ、焼きそばにチャーハンまで幅広く料理が用意されていた。
森永卓郎似の店主は僕がカメラを下げていたからか諸々話しかけて来てくれた。
かつてテニスをやってたことや九州出身であること、昔は会社勤めで浦和の方に勤めていたこと。
弁当屋でなぜここまで幅の広い話になっているのかはよくわからない。
ついでに丸山公園や榎本牧場までここからどのくらいか聞いてみるとまだ公園でさえ3キロくらいはあるとのことで心が折れかけるが、公園で弁当を食べることを胸に歩を進める。
途中、かつて仕事で行ったことのあるアリオ上尾店を見つけ「思えば遠くへ来たもんだ」と思ったり。
とうとう何もないエリアにやってきたと思っていると丸山公園になんとなく着いた。
僕がついた側はいきなり池が広がっていて家族連れがまばらにいた。
池にはカモがたくさんいてシャッターチャンスだったが、とにかく歩き疲れて空腹だったのでお昼にする。
これが詰め放題弁当である。
全体的に茶色いが気にしないで欲しい。
ちゃんと緑の野菜もあります。
白米とチャーハンのハーフアンドハーフは大正解。
お米好きの僕としてはチャーハンをおかずに白米を食べれます。
炭水化物と炭水化物の夢のコラボレーション。
全体的に味付けがご飯に合う絶妙な味付けですぐ食べ切ってしまった。
僕が行った時は誰もいなかったけど、是非多くの人に萬亭(弁当屋の名前)を利用していただきたい。
すぐ食べ切ったのはもちろん美味しかったこともあるんだけど、ひとりでこの休憩スペースを占拠してるのがいたたまれなかったことも多少はあります、はい。
弁当を食べ終わった後はカモ?を撮ったり、
カモを撮ったり、
遊具やら大きなすべり台があって家族連れにはうってつけだなぁと将来のことに思考を巡らしたり、
公園の広さに圧倒されたり、
出口付近にあった建物の2階部分にある宙に浮いたドアはなんのためのドアなのか頭を悩ませたりして公園を出た。
公園を出るといよいよ田舎っぽさが増してくる。
周りは畑だらけで謎に外国人にも気を向けられた無人販売があったりする。
インバウンド施策に力を入れているのは大手企業だけではないのだと一人納得をする。
こんな立派な大根も生えている。
そんな畑道をずんずん進んで行くと目的地の榎本牧場が近づいてきた様だ。
ミルクタンク型の看板が見えてきた。
墓地の看板の隣に「こだわりアイス」。
ここまでミスマッチな屋外広告をこれまでに見たことがないと仰天しながら左に曲がるとそこが榎本牧場だ。
休日ということもあり、家族連れも多くいたが、それ以上に多くいたのはロードレーサーたち。
ミニブタがふごふごしていた。
空のエサ箱をずっと舐めているいやらしいブタだった。
産まれて1ヶ月くらいの仔牛もいた。
こちらはホルスタイン。
こちらはジャージー。
ジャージーの仔牛はシカみたいにも見える。
大人になれば立派に牛だ。
別の牛舎は2階から見下ろすことができた。
こんな風に牛のことを学ぶポスターが貼られていたり、
子ども向けの絵本的なものが置いてあったりもした。
予約すれば2000円程度で牧場体験もさせてもらえるようで、エサやり、乳搾り、手作りバター教室、牛のブラッシング等本格的な体験ができるみたいだ。
機会があれば是非やってみたい。
一通り牧場を満喫したところでジェラートを食べに行く。
店内は数種類のジェラートが販売されていたが牧場独特のにおいもややし、不思議なにおいがする空間だった。
ダブルにするか、何の味を頼むか散々迷いながら、やはり牧場なので「バニラ」のジェラートにリンゴの砂糖煮を乗せ、パイをあしらった「アップルパイ」を注文。
はい、ゲロウマ。
個人的にジェラートよりもアイスクリーム派なんだけどなんじゃこりゃっていうくらいに美味い。
バニラの濃厚さ加減がヤバイ。
流石新鮮な牛乳を使ってるだけある。
リンゴも味に変化をつけられて大正解。
このジェラートだけでも食べにまた来訪したくなるクオリティだ。
ジェラートに気を良くしたので飲むヨーグルトも買ってみた。
「いや、飲むヨーグルトやなくて、これヨーグルトですやん!」
って言うほどにどろっどろ。
濃厚さ加減がヤバイpart.2。
こんな飲むヨーグルトある?ってくらいの驚き。
牛乳が売ってなかったのが残念だけど牛乳も売って欲しいなぁ。
そんなこんなで陽も落ちてきたのでロバを少し見て帰ることに。
ありがとう、榎本牧場。
榎本牧場の乳製品、大好きです。
最後は隣の墓地の入り口にいた猫で終わり。
ブログ上は完全に蛇足ですね。
帰りも歩いて上尾駅まで戻ったけれどいい運動にもなりました!
ほとんどの人が車か自転車で来てると思うけど、本当にまたいつか来て牧場体験をやってみたいなぁ。