3.17
所属する研究所を修了する。
なぜか四年間もいてしまった研究所。
ここがあったからこそ、というかここの自分がいるゼミがあったからこそ今の自分がいるのは公私ともに間違いないし、お世話になった人々には感謝してもし切れない。
そんな修了と同日に終了したものがまたひとつ。
いまの自分の家での自由な生活だ。
いろいろとあったけれど、彼女が部屋へと手紙をくれていた。
それはとても素敵な素敵なものだった。
この部屋を輝かせてくれた人。
この部屋に温かみをくれた人。
この部屋で夢を見せてくれた人。
そんな人と、そんな部屋に感謝。