seikousisanの日記

食べたり音楽(ロキノン・ももクロ他アイドル)だったり都内近辺の行く場所が多いと思います

有安杏果ソロコンサート「ココロノセンリツ〜Feel a heartbeat〜 vol.0

行ってきた。

ももクロの緑、「小さな巨人有安杏果のソロコンサート。

結論を二言で書くと、

 

「泣いた」

「シンガーソングライターとアイドルの二足の草鞋を履き、立派に歩み始めた」

 

子役でデビューし、幼い頃からEXILEのバックダンサーで横アリのステージに上がって以来の夢だった、横アリでのソロコン。

自分がセンターで歌って踊りたい。

そんな思いを20歳の自分への手紙で綴っていた彼女。

そんな手紙が会場の各席に置かれていた。

この手紙は先日発売されたパンフレットに付属していたソロコン終了まで開いてはいけない手紙とつながっている。

 

 

ココロノセンリツ♪

ココロノセンリツ♪

 

 開演までの会場はステージに大きなスクリーンが張られており、「feel a heartbeatのジャケ写っぽく登場するんやろうなぁ」と安易に予想できた。

 

 

いざ開演となるとその会場に置かれていた手紙に関する映像がスタート。

12歳の私から20歳の私へ。

一生懸命やってますか?夢をかなえてますか?

彼女はこの9年間(今20歳ではなく21歳なので)、大きな挫折や壁を何度も乗り越えてここまで来た。

入ったグループの解散、馴染めなかったももクロ、声や喉に関する問題、中耳炎に関する問題…

やりたいこと、理想を大きく掲げ、そういった困難にぶち当たりながらも乗り越えてこの7月3日を迎えた。

 

この辺のことを事前にパンフレットを読んで、その上で手紙のムービーを観て、感情が高まり切った上での「feel a heartbeat」スタート! 

しかもやっぱり弾き語りしてるやないですか…

番組ではギターを披露することもあったが、ソロでしかも横アリというキャパでの弾き語りスタート…

 

こんなん泣いてしまうに決まってますやん…

 

この瞬間がアイドルももクロの緑有安杏果からシンガーソングライター有安杏果に変わった瞬間だったと思う。

ちょっとでも音楽をかじったことがある人間ならわかると思うけど、生演奏で弾き語る、しかも大勢のお客さんを前にして、というものがどれ程難しいことか。

しかも彼女はどうどうと本当に楽しそうにそれをやってのけた。

パンフレットにも書いてあったが全く泣かないで。

 

有安杏果といえばオオバコでのライブでは感極まって開演と同時に泣くことが定番となっていたが、

今回は助けてくれるメンバーもいないので最初からは泣かない宣言をしていた。

そしてそれを見事にやり遂げた。

むしろその代わりと言ってはなんだが号泣してるモモノフ達…

僕も一曲目が終わるまでは号泣していた。

今までの有安杏果のことを思うと涙が止まらなかった。

敢えて例えるなら子どもが全国大会に出場した時の親の心境だろうか。

その位に自分のことのように嬉しくて嬉しくて言葉にならなかった。

 

以下、気を取り直してセトリ。

※セトリは有安杏果ソロライブ『ココロノセンリツ Vol.0』セットリスト・感想まとめ!kwkm『本日の横アリ 10422人の緑色なのだ』「“有安杏果の人生”というミュージカル」 : ももクロ侍から引用させて頂きました

 

M01:feel a heartbeat [杏果ギター] (有安杏果)
M02:Catch Up (有安杏果)
M03:Another story (有安杏果)
M04:小さきもの (林明日香)
M05:Kiss you (EXILE)
M06:約束 (Power Age)
M07:Jewelry day (絢香)
M08:words of the mind (m.o.v.eももクロ)
M09:コノウタ (ももクロ)
M10:白い風 (ももクロ)
M11:心の旋律 (有安杏果)
M12:愛されたくて (有安杏果)
 M13:You've Got a Friend (Carole King)※訂正
M14:TO BE WITH YOU (MR.BIG)
M15:爆弾こわい (在日ファンク)
M16:教育 (有安杏果 with 在日ファンク)
M17:裸 (有安杏果)
M18:ペダル (有安杏果)
M19:永遠のトリニティー (てんかすトリオ)
M20:ゴリラパンチ (ももクロ)
M21:Drive Drive (有安杏果)

 

EN1:黒い週末 [杏果ドラム] (ももクロ)
EN2:ハムスター (有安杏果)
EN3:ありがとうのプレゼント(有安杏果)

 

何が良かったって説明していけばキリがないのだけどかいつまんで書かせて下さい!

 

◼︎M03:Another storyはアニソンっぽい上がる曲!

自分が嫌になった時に有安杏果がわーっと書ききった歌詞はネガティヴながらも前向きになれる親しみやすい歌詞。

それ以上に親しみやすいのは音楽。

作詞家の宮崎誠さんは絶望先生のキャラソンやアイマス楽曲など、多くのアニソンを作られてきた方。

かなりノリやすいアニソンロック調で聴いてて楽しかったです。

 

◼︎4〜6曲目までの有安の過去振り返り曲

子役時代に出ていたPVが出たり、EXILEのライブ中の映像が出たり、ももクロに入る前〜入った直後の映像が出たり…

このパートで良かったのは初めてのソロコンとは言え、今までの有安杏果があったから今回のソロコンなんだということ。

正直今回のソロコンはどちらかというと「アーティスト」よりなライブになるのかなと思っていたがこのパートで「今までの有安杏果+新しい有安杏果」のライブだと確信できた。

EXILEのKiss youで披露したダンスでそれを感じた。

 

「あ、ダンスもやっぱり有安杏果なんだ」と。

 

「チビだからって舐めんな歌もダンスも誰にも負けないぜ」と歌っていた彼女だが、今回のライブは勝手にダンス要素はないんじゃないかと思っていた。

でもそれは大間違いだった。

彼女が幼い頃夢見ていた歌って踊れるアーティストはそこにいた。

 

◼︎8〜10ももクロゾーンで実家に帰ってきたような安心感

なんだかんだ言って会場のボルテージも上がる。

まさかwordsがあるとは思ってなかったからびっくらこいた。

 

◼︎M14:TO BE WITH YOU (MR.BIG)での一体感のある合唱

I'm the one who wants to be with you

Deep inside I hope you feel it too

Waited on a line of greens and blues

Just to be the next to be with you

 

センターステージに出てきてしっとり編成での合唱、気持ち良かった!

こういうのもできるか、というのがホンモノ感を感じた部分でもあった。

 

◼︎15〜16の在日ファンクコラボ最高!

せっかくのソロコンだし「教育」生で聴きたいなぁ〜と思っていた数週間前。

するとセンターステージに在日ファンク登場!

今や朝ドラに月9まで出演するようになったハマケン。

ハマケンと掛け合いながらの教育は相変わらず最高でした。

またなんか他の楽曲でもコラボしてほしい。

 

◼︎19〜20を歌いこなす体力とポテンシャル

永遠のトリニティもゴリラパンチも複数人で歌うことを念頭に作られた曲だ。

だからどうしてもひとりで歌いきるにはかなりの体力とポテンシャルが要求される。

特にトリニティは難易度の高い楽曲でこれをひとりで歌いこなす彼女に改めて尊敬の念を抱いた。

 

◼︎M21:Drive Driveでの一体感

 コンサートグッズでもある有安ミストを観客に振りかけながら周るももか。

アリーナ最前列あたりはかなりのレスがもらえているのでグギる。

でも有安ミストが染み込んだタオルを回しての演出は会場いっぱいにいい香りが広がっていい一体感があった。


◼︎EN1:黒い週末でのドラム叩き語り

「みんなアンコールありが…エッホエッホエッホ」と咳払いをして始まるアンコール一曲目。

センターステージからドラムと一緒に登場。

ももクロの楽曲の中でもトップクラスにトリッキーな黒い週末をドラム叩きながら歌うとは…

ドームツアーでも叩き語りはやっていたがこんなにドラムも成長するかと。

曲を作る、詩を作る、レコーディングをする、演出を考える、グッズを考える、セトリを考える、度重なる打ち合わせにリハーサル…

ソロコンサートを行うに当たって宿題は数多くあったろうに見事に黒い週末を叩き、歌い切った。

その姿に改めて感動と尊敬の念を抱いた。

片手間にやってることなんてひとつもなく、全てやるからには全力でやっているんだと。


◼︎EN3:ありがとうのプレゼントでついに感極まる

やっぱり有安杏果の最後を飾る曲と言えばこれ。

今まで溜め込んで来た思いが最後のMCで溢れてくる。


「私からあなたへと届けたいんだ」


を「私からみんなへと届けたいんだ」


に歌詞を変えて歌ってくれたこと、僕は一生忘れません。



最後はもう一度会場を一周して終了。

本当にありがとうとこちらから言うことしかできない素晴らしいライブだった。

今回初めてファンレターとかも出してみたけど、無事手元に届いて少しでも読んでくれたら嬉しい。

いつも元気をくれてありがとうという思いは、有安杏果さんが感じてるだけでなく、力をもらっているのはこっちだと言うことを。

改めて強く感じたライブでした。


会場の照明が青も加えて六色でやっていたのに意味があるのかどうかわからないけど、

ももクロがあっての私と言うのも強く伝わってきた。

アイドルとシンガーソングライター。

このふたつを両立させながらまたvol.1.0を楽しみにしている。(vol.0.5も行けないだろうけど応援してます!)