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seikousisanの日記

食べたり音楽(ロキノン・ももクロ他アイドル)だったり都内近辺の行く場所が多いと思います

手紙

「手紙」という文化が好きだ。
紙に、インクを用いてその人だけの筆跡で描かれた文字。
「その文字はその時の感情、疲労、様々な背景で1つとして同じものを描くことはできないのではないか。」と思うほど同一人物であっても面白い。
相手のことを思って書く。思って思いすぎるからこそ、なかなか言葉にならない文字。思って思いすぎるからこそ、次々と言葉が出てきて脈絡のなくなっている文章。
書き間違い、修正液。
その全てにその人のことを見て取ることができる。

もらった手紙を読み返すとその当時のことを思い出す。
どんな内容が書いてあっても、どこか優しい気持ちになることができる。
そして、その手紙をくれた相手のことをまた心に思い浮かべる。

今日、家に帰ってくると大学1年の時に知り合った友人からハガキが来ていた。
ここまできて手紙とちゃうんかい、と思うかもしれないがそこは許して欲しい。
どうやら12月にジャズライブをするので、是非きてほしいとのことだった。
ふつうのライブの誘いならば、もしかすると気が乗らなかったかもしれない。
でも、書かれたその文字を読み返すと、主に大学1年時の思い出が一気にフラッシュバックしてきた。

その友人は学年は同じだが、年齢は僕より1つ上だった。
初めて会ったのはサークルの新歓お茶会の時。
4人くらいの班に分かれて喫茶店の1つのテーブルに座っていたところに彼女はいた。
そしてそれからしばらくして、大学初めての語学の授業。
僕の学部では語学事にクラスがいくつか作られており、そこに彼女がいた。

それからサークルとクラスが同じということで行動を共にすることが多くなった。
1つ年上、大学での経験も1年あった彼女。
大阪から上京してきて、初めて自由を手に入れたといっても過言ではない僕。
カラオケ、ビリヤード、カフェ、バー、東京・神奈川の街街。
大学1年時の経験で自分が大学に入ってからの行動する範囲が一気に広まったんじゃなかろうか。

当時僕は恋愛とかもよくわかってない身分だったけど、彼女の話を色々聞いた。
その時はよくわからなかったけど、今になって思えば話を聞いてあげることが1番大事なんだろうなぁと思ったり。
朝まで話していて、その足で江の島までいって、2限に間に合う様に大学まで戻ってきたり。
当時からまだ4年しか経ってないけど、若さに満ちあふれていた時代だなぁとしみじみ思う。

2年になって、専攻も変わった。
最後に会ったのは3年の12月くらいか。
そんな彼女からハガキが届いた。

彼女の歌で最も印象に残っているのが『loving you』だ。
クラブで歌っていたり、先生についてジャズを習っていたり音楽に真剣に打ち込んでいた彼女。
カラオケでよくこの歌を聴いたけど、いままでこれよりうまい生歌を聴いたことがない。
バンドも2回組んでどちらも楽しかったことを覚えている。

1枚のハガキがあったからこそ、ここまで、そしてここには書き表せないほどの色々なことを思い出せたのかもしれない。
別にメールでもいいのだろうけど、早速明日、僕もハガキを1枚買いたい。
一筆、ライブに行く旨を伝えるのだ。