初めてクロスバイクで100km走った話
クロスバイクを買い換えて週末に40km程度ずつ乗り始めて約1ヶ月。
やはり100kmのロングライドをやってみたいという思いから江戸川区から横浜まで走ってきた。
とはいえそんなにすぐ「走ろう」と思えたわけではなく、今まで横浜までの片道分しか1日で走っていなかったものだから、果たして本当に大丈夫だろうかという思いも大きかった。
そんな不安にかられながらも、持ち物は普段と変わらずタオルと飲み物とアーレンキー程度。
パンクしても近くの自転車屋に駆け込めばいい程度の軽い気持ちでスタートすることに。
11時15分 江戸川区瑞江を出発。
午前中に荷物を受け取っていたりしていたので、若干遅い時間にスタート。
ロングライドの基本として朝早くにスタートするのが鉄則だったりするので、この時点で帰宅は夜になるだろうなぁと思う。
三田まではこの間こいでいたので、特に不安視することなく進む。
相変わらず中央区に入るくらいまではなんの面白みもない道が続く。
都心部のランドマークがたくさんの道が好きなので、この10km程度が本当に苦痛。
しかも途中なぜかGPSが切れていたのか、5km分くらいが途切れていた。
昭和通りに入りようやく銀座に。
この辺りから品川くらいまではランドマークも多く、こいでいて楽しい。
しかも三田からは大学時代キャンパスまで時折自転車で通っていた道なので、懐かしの道だったので、快調に走る。
が、この日の最高気温は31.2度。
空も快晴で日差しが徐々に体力を奪っていく。
それと同時に立会川あたりからの第一京浜は若干道状態が悪く、初心者でもあるため思ったような走行が難しい。
そんな中、1番失敗だったと思ったのが飲み物。
ポカリスウェットの500mlペットボトルを持って行っていたのだが、やはり濃くて水分補給としてはイマイチな印象。
よく部活をやっていた時も濃度を半分以下に薄めて飲んでいたけど、真夏に運動する場合にはそのままポカリは若干きつかった。
ボトルとスポドリの粉を買って自作しようかなぁと思った。
そんな状態の中、補給(昼食)を取るのは神奈川に入ってからと自分ルールで決めていたので、なんとか気合いで多摩川を渡る。
そして出発して30km地点(GPS切れを含めると約35km地点)でいい感じのラーメン屋を発見。
吹き出す汗を全力で拭きながら入店。
味玉ラーメン900円、美味しゅうございました。
とにかく水分を取りたかったので水をガブガブ飲んでしまう。
ここから目的地である横浜(みなとみらい)までは残り約15km。
ここまで来た道のりに比べれば全然余裕の様に感じる。
そのままずーっと第一京浜を横浜方面へ。
途中、都心から行けるお手軽秘境駅、鶴見線の国道駅と海芝浦駅に行ってきた - seikousisanの日記の記事でも書いた国道駅の横を通るも、時すでに14時ごろ。
とにかく早く横浜に着きたかったので無視してこぎ続ける。
すると街が賑やかになってくる。
みなとみらいがどんどん近づいてきた。
この辺りになるとやはりテンションが上がるので、自然んと鼻歌が飛び出てくる程に元気になってくる。
14:35 ついにみなとみらい(万葉の湯)に到着!
なんで万葉の湯を目的地にしていたのかって、旅の疲れを癒すためではなく、2週間前に来た際に、メガネを忘れてきてしまったため。
忘れ物をピックアップだけして、万葉の湯を後にする。
その後、山下公園で30分休憩を取る。
山下公園まで自転車で来たのは大学在学中以来5年ぶり。
当時は大田区に住んでいたので20km程度だったのに結構しんどかった記憶があるけれど、今日は片道だけで往復に匹敵するレベル。
ここのおしゃれローソンで水を買って、スポーツドリンクを半分んくらいの濃度に希釈し、いい感じの水分補給体制を整える。
赤レンガまで移動し、グルメフェスタを横目に、赤レンガ内でやっていた書道×アートの展示とかを見てまた休憩。
書でプロジェクトマッピングとかをしているのが面白かったです。
グルメフェスタで何か補給しようとも思ったけど、ビールを飲むのは自転車ではご法度なので泣く泣く諦める。
いい加減横浜を後にしないと帰るのが何時になるかわからないので16時過ぎに出発。
ここまで46km、残り54kmで100kmにサイコンアプリ上は到達する。
行きと同じく第一京浜を通って東京を目指すも、少し遠回りして距離を稼ぐ。
16:51 再び東京都に入る。
あー、多摩川だなぁ。
大学時代近くに住んでたよなぁ。
せっかくなんだから大学時代の住んでた町も見に行くかぁ。
と気がついたら帰路から離れ、多摩堤通りを走っていた。
完全に無計画走行で多摩川線沿いを西に進めると大学時代よく歩いていた商店街や道が本当に懐かしくてノスタルジー。
17:25 下丸子のコメダ珈琲店で補給。
こんな時間に休憩を取っていたら出発時点で真っ暗になってしまうぞ、と冷静な天使の僕がいる一方で、大学時代徒歩で来れる距離に住んでいながら一度も来なかった、でもよく見かけていた場所によった方が後悔しないぞと、ささやきかける悪魔の僕。
最初は少しスルーしかけたのだが、ちゃっかりとミニシロノワールとがぶ飲みアイスコーヒーでちゃっかり補給。
この時点で相当のカロリーを消費している一方でそれ相応のカロリーも摂取してるなぁと後ろめたい気持ちにもなる。
コメダ珈琲店では25分ほどくつろがせてもらい、大学時代住んでいた鵜の木へペダルを進める。
17:55 鵜の木に入る。
5年経っても大まかには何も変わっていないけれど、なくなった建物に、変わってしまった店舗があったり。
また、シン・ゴジラで蒲田は直撃を受けていたけど、大田区の商店街ということで、鵜の木の商店街にもシン・ゴジラの幟がはためいていた。
そのまま僕が世界で1番好きな多摩川の河川敷に。
なんでここまで虫がいるんだろうと、口を開けていると口に虫は入ってくるは、刺されるはで若干辛かったけど、この景色はいつ見ても最高。
正直ここまで来てどうやって帰ろうかなと思いながら、これは学生時代大学まで通っていた第2のルート、中原街道ー桜田通を進むことを決意。
アップダウンが続くのでここに来てのこの道は辛い。
引き返して第一京浜を進んだ方が道的には楽だったろうが、やはり今日来た道を帰るよりは新しい道を進んだ方が楽しいもの。
途中、登り坂が続く80km地点くらいで1人の初老の男と出会う、というか信号待ちでいきなり話しかけられる。
男「どこまで行ってきたの?」
僕「横浜までです!(登り坂続きでなぜかハイになっていたため大声)」
男「俺は川崎まで行ってきたんだ。どこまで帰るの」
僕「江戸川区です」
男「ならあと1時間コースか、江戸川区ならこの道じゃない方がいいんじゃないの?」
僕「いや、でも港区のこの道が好きなんで(田舎者発言)。お父さんはどこまで?」
男「俺は市ヶ谷までだからここを上がっていくとすぐだよ」
信号変わる
男「それじゃあ気をつけてな」
僕「お父さんも気をつけて」
といったやりとりがあって若干元気が出る。
18:50 慶應義塾大学三田キャンパス着
道中でもお祭りが2箇所で開かれていたが、三田でも開かれていた。
桜田通真正面から見る東京タワーは東京のシンボル感がすごい。
東京にきた者を全て受け入れてくれるような、そんな器の大きさを感じる。
スカイツリーよりもやっぱり東京タワー。
その後、中央通りに出て銀座。
永代橋ではたくさんの人が夜景を撮っていた。
19:45 南砂イオン前で最後の休憩
別に休む必要もなかったけど、お茶を補給。
この時点で93km。
なんとかギリギリ100kmを越えられる距離。
20:02 瑞江着。
距離は101km(GPSの不具合除けば106km程度)
平均時速は17km弱
ほぼほぼ思いつきで走ったけど、休憩や補給にもう少し気を使えばよかった。
疲れている際にパンクした場合の絶望感は半端なかっただろうから替えのチューブくらい持って行った方が絶対よかったこと。
夏のまとわりつく暑さの環境では普通のシャツやハーフパンツはーまとわりついて邪魔なのでピタピタタイプのウェアがいいなということ。
この辺りが次回以降の反省点だろうか。
丸一日以上経った今でも足のだるさはあるけれど、筋肉痛まではならなかった。
次は埼玉、栃木方面にでも足を伸ばしてみよう。