金沢の魚と酒と自販機と
・1時間に1本くらいのペースでしか新幹線がない。
・はくたかとかがやきで時間的早さが全然違う。
・行きのリクライニングが何故か壊れていてストレスマックス。
全く時間とか調べずになんとなくはくたかに乗った自分を末代まで祟ってやろうと思います。
やたら美味かったお通しの玉子を出汁の入った寒天で固めたやつ
スズキってこんなに美味いんだとおののいた予算に応じて盛ってくれる刺し盛り
加賀名物生麩の揚げ出し
帰りのかがやきにて利家をモチーフにした?弁当
地ビールとホタルイカもいただく
金沢はやっぱり魚と酒が美味い。
3回目の金沢、ちょうど1回目の金沢から5年(ドイツW杯カメルーン戦の頃)だったが、いつ行っても美味い。
東京でこれだけ美味しいものを同じ量同じ環境で食べようとすると倍くらいかかるんだろうなぁというくらいにコストパフォーマンスがよく、かつ美味い。
金沢は街自体もコンパクトに必要な機能が集まっているし、人もそこまでゴミゴミしておらず、歴史を感じさせる街並みから近代的な街並みまで全てがバランスよく揃っている。
本当に地方都市の中でも数少ない住みたいと思える都市だ。
そんな今回の出張で1番面白いなぁと感じたのは金沢駅にある「あんと」というお土産を数多く扱っている商業施設内の「石川の地酒」コーナー。
何が面白いって石川の有名な地酒が揃っているだけでなく、その試飲方法。
お酒の種類によって100円/300円で好きに試飲ができる。
自販機にコインを入れ、プラスチックのカップをセットし、好きなお酒のボタンを押すとおちょこ2杯分くらいのお酒が注がれる仕組みだ。
僕も肉体労働後でヘロヘロな中、幻の酒という源酒と、加賀鳶あらばしりを100円玉2枚で楽しんだ。
何が面白いって、地の日本酒がこんなに気軽に楽しめるシステム。
試飲なんだからタダで飲ませろよと思うかもしれないけど、試飲したら買わされるかもしれないし、そもそも瓶で買うまではちょっと…と純粋に試飲を楽しめない人もいると思う。
また日本酒にあまり触れたことがないけれどせっかくだから地元のものを楽しみたい!という人にとっても、わざわざ飲食店で頼むほど飲めるかわかんないし…みたいな人もいるだろう。
こういった人たちの心理的ハードルをグッと下げ、気軽に、自分の好きなペースで、ワンコインからといったお手軽感覚で日本酒を楽しめるシステムってとこが面白い。
もちろん店内にはカウンターもあるんだけど、そこまで時間がない、といった人にも渡りに船である。
最近日本酒が海外でも注目されるようになって、その反動からか国内でも色々な特集がされている。
こういった気軽に楽しめる文化がもっと広がればなぁと思う。