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seikousisanの日記

食べたり音楽(ロキノン・ももクロ他アイドル)だったり都内近辺の行く場所が多いと思います

欲望の塊

一部で人気の『愛の渦』を見てきた。
感想としては、タイトルに「愛」という文字がついていることに疑問を持った。

六本木にあるマンションの一室が乱交パーティの会場(ハプニングバー的な)になっていて、

男 20,000円
女 2,000円
カップル 5,000円

を払い、シャワーを浴びた後は自由時間。
朝5時まで気に入った人と夜を過ごす。
途中他の相手とする時はまたシャワーを浴びる。
ゴム着用は必須。

そんな所にやって来た男女4人ずつ、8名(途中カップルが増えて10名に)が性行為を通じて描く人間模様を物語にしている映画。
そこになんで「愛」という言葉に疑問を持ったかと言うと、少なくとも劇中には「愛」については描かれていないと感じたから。

「愛」が何かなんて人によって捉え方・感じ方は違うと思うから完全に個人的感想になるけど、「愛」はもっと精神的に深いもので、決して劇中に描かれる性描写だけで得られるものではないと思う。
もちろん肉体関係からはじまる「愛」もあると思うし、それは否定しないけど、今回はインスタントな肉体関係で終わっていた。

主人公の加藤勇(池松壮亮)が相手の女子大生(門脇麦)に恋愛感情の芽生えみたいなものを見せる描写もいくつかあったが、所詮「愛」には程遠いものだ。
(冴えない男によくあるちょっと関係を持つと好きになってしまうパターン)
それをきっかけに「愛」を深めて行くのはいいと思うし、そのスタートラインとしての『愛の渦』ならばわかるが、結局スタートラインにも立てていないし。
劇中カップルがやってきて、そこで男の方がやはり女に対して「お前なにやってんだよ!」的なことも描いてはいたが、メインどころではないし。
「愛」というよりも『欲望の渦』とかそんなんの方がしっくりくるのではないかなぁと思った。

そんなこんなで映画を見た後、池袋を少し歩いたのだけど、改めて池袋を歩くと池袋の異様さに気づいた。
風俗店(性)・チェーンの居酒屋、飲食店(食)・パチンコ、パチスロ(金)・漫画喫茶、ホテル(眠)・オタクショップ(萌)。
人間の欲望がものすごく狭い範囲に全て詰まりきっている街、池袋。
新宿の歌舞伎町はなんかヤバさがあるけど、池袋はそこまでヤバさは感じない(警視庁の防犯カメラがついて客引き規制も強くなってるからかもだけど)から少し歩き回るだけでその異様さを逆に強く感じた。

そんなこんなでやっぱりぼくは歩き回って何かを発見するのが好きだなぁという話でした。
まとまってないけど終わり。