港区とは思えない店「ホルモンまさる@田町」
港区。
オシャレな街港区。
クリスマスには東京中の人のカップルが港区に大挙するとも言われる港区。
文京区なんかで働く私からすれば、外出で港区方面に行くだけでテンションが上がってしまう。
住宅地を眺めつつ、製本工場から出てくるフォークリフトに注意しながら歩く通勤路。
高級ブランドのショーウインドゥを眺めつつ、高級車に注意しながら歩く通勤路。
私にとって天と地の違いがある港区。
そんな港区に「あれ?北区?」と思わせる出で立ちをしつつもリーズナブルで美味いホルモンを食べさせる店がある。
その名も「ホルモンまさる」
来店自体は3度目だがこれまでの2度は休日に行っていたので平日に向かうのは初めて。
慶應義塾大学からも程近いので大学生が多いかと思いきや19:30の予約でいけば花金を満喫する大人で満席だった。
この店の何がいいって肉の質とコスパである。
ひとり一人前限定のゲタを履いたいかにも高そうな器で出てくる本日の限定肉ですら980円(税別)。
これがこの店で提供される肉で最高の値段である。
同じ港区の六本木あたりの高級焼肉店では数千円しそうな肉がこの価格で堪能できる。
すごいよまさるさんの一言。
珍しい処で行くとどこからどう見てもビーフシチューのこちら。
実はデミグラスソース仕立ての牛スジ煮込み。
井の頭ゴロー風に「なるほど、こういうのもあるのか」と納得しながら麦飯にかけて食べる。
間違いなく美味い、美味すぎる。
ビーフシチューを見て肉じゃがを作った日本人は天才だと思うけど、牛スジ煮込みを見てデミグラスソースで煮込んだ日本人も天才だと思う。
そして焼肉にはビールもいいがホッピーが合う。
脂ののったホルモンにさっぱりしたホッピーが水のようにチェイサー効果をもたらす。
手前からツラミ、白レバ、シマチョウ。
店には人気ランキングが貼り出されていて堂々1位がシマチョウだった。
もう甘い脂が乗りに乗りまくっていて美味しの一言だった。
焼いているうちにどんどん勃っていく白レバ。
ネギダレを絡めて食べるとこれまた美味い。
やっすい焼肉屋だと汚れたゾウキンの様なセンマイも鮮度がいいからこそイケるセンマイ刺し。
未だに「がんちゅう」と読むのか「いわなか」と読むのかわからない岩中豚。
そしてまるで女性器の様に焼けたツラミ…
すごいよまさるさん(意味深)。
写真を撮ってなかった他のホルモンも加えて男1人、女1人の2人でいったのに1人頭5000円もしてしまうという食いっぷりを見せつける。
流石に寒くなってきた今日この頃ではあるが口の中を洗浄すべく近くのコンビニでアイスキャンデーを買い、夜の三田キャンパスまで歩く。
平日なのでまだメディア(図書館)は開館しており勉強をしている塾生をよそ目にダメな大人っぷりを発揮する。
我々が「ち◯こ像」と呼んでいる2体の銅像に挨拶をしてキャンパスを後にする。
最後のくだりは必要だったのか甚だ疑問ではあるが、同じ港区で同ランクの肉を腹いっぱい食べようとすると1人10000円はくだらないと思います。
流石亀戸のホルモン青木の系列店!
すごいよまさるさん!(通じてこれを言いたいだけ)