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seikousisanの日記

食べたり音楽(ロキノン・ももクロ他アイドル)だったり都内近辺の行く場所が多いと思います

Sweet November -ラーメンとよつばと!-


スウィート・ノベンバー [DVD]

スウィート・ノベンバー [DVD]

『スイートノーベンバー』

11月ということで見てみた。
広告代理店で仕事第一に働く男と、彼の前に現れた不思議な女性。
男ははじめ、彼女に振り回されながらも、彼女にとっての「11月」になることに。
期間限定の恋人どころか、次第に男は彼女のことを本当に愛し始め、本当に大事なものの存在に気付いて行く。

と書いてしまえばありがちな映画といった印象だけど、というか見始めたときはそう感じた。
でもただ単にありきたりな映画ではなかった。

11月という季節の美しさを綺麗に映し出した映像がこの映画の1番のポイントだと思う。
更にキアヌ・リーブスがいい味を出してる。
仕事一筋のデキ男も所詮1人の男。
女のことを本気で愛し始めると相手への詰め寄り方が、うわー男だなぁって感じ。
彼女に対して「なんで」「どうして」「僕は君に言われた通りにしたから君も」とか、もう完全に女にやられちゃってるね。
だからこそ、彼女に12のプレゼントを持って愛を伝えるシーンは少しぐっとくるものがあった。

映像とキアヌだけで見る価値はある、いい作品だと思う。

さらに読書を消化。

よつばと! 11 (電撃コミックス)

よつばと! 11 (電撃コミックス)

よつばと!(11)』

1年に1度の楽しみ、『よつばと!』の新刊。
相変わらず読んでいてこんなに落ち着くことができるのはなんでだろう。
こんなに次のページをめくるのがいとおしくなるのはなんでだろう。

よつばの視点で描かれているこの漫画。
6歳のよつばが経験することはどれも初めてで新鮮。
そしてよつばが成長して行くにつれて鮮明になって行く(ような気がする)背景を含めた作画。
この新鮮さと丁寧さが、読者を前述の気持ちになれるのかもしれない。

こどものよつばの動きを完璧に再現することはアニメでは難しいとのことでアニメ化はなされないということを、聞いた事がある。
アニメ化をしてしまえば、全部の雰囲気を壊してしまう気がするので丁寧に連載を続けて行って欲しいな。
漫画でしかできない表現を徹底的に描いて行って欲しい。

ラーメンと愛国 (講談社現代新書)

ラーメンと愛国 (講談社現代新書)

『ラーメンと愛国』

汐留で働く友人にひょんなことから薦められて購入した新書。
この本はタイトルで少し損をしている気がする。
愛国!って行ってしまうと戦争とか右とか左とかそんな思想がついてきて敬遠されそうなイメージがあります、個人的にだけどね。

ラーメンというものをベースに、社会の変化を社会学、文化史的にひもといて行く本。
ラーメンは戦後、闇市で人気を博したところから日本に定着をしはじめたそうな。
その裏には闇市でも比較的安価に流通していたアメリカからの小麦というものが裏にあった。
その人気を見た安藤百福チキンラーメンを作った。
チキンラーメンが人気を博して行くにつれて、工場生産も大量生産のアメリカ文化が浸透。
日本がアメリカナイズされて行く様に、ラーメンも中国・日本人の国民食といったイメージがありながらも、実はアメリカの存在は否定できなかった。

ちゃんと物事の歴史をひもといてみることって大切。
社会学とか文化史とか、わりとこじつけが多いものもあるけど、これはすとんと納得させられた。
筆者の文章まわしがうまいのか、考察の仕方がうまいのか。
とにかく満足した一冊。