マネー・ボール
毎月14日はTOHOシネマズが1000円の日なのでブラピ主演の『マネー・ボール』を川崎まで見に行ってきた。
開始時間に間に合うか怖かったので全力で自転車をこぐとなんとたった15分程度で川崎につくことができるということが判明、でもこれは疲れる。
席をとると平日なのに混み合ってるみたい。でも僕は1番後ろの席が好きなので、1番後ろの席、やや真ん中をゲット。
席の位置は良かったが、周りが平日なのになんでこんなにおっさんがいるんだ、仕事は?と思う様な絵に描いた様なおっさん達がたくさん。
さて、映画の内容の方は期待通りの面白さだった。
メジャー随一の伝統と資金力を持つヤンキースの年俸の3分の1しか払うことができない極貧球団、アスレチックス。
限られた資金の中、GMのビリー・ビーンは、セイバーメトリクスによる分析を得意とするピーター・ブランドをインディアンスから引き抜き、データ戦でアスレチックスに勝利をもたらしていく。
こんなすんなり話は進むわけなく、セイバーメトリクスがメジャーでもあまり浸透していなかった時代なので、ビリーは批判も受ける。集めてくる選手が他の球団でお払い箱同然になった者ばかりなので、監督やオーナー、スカウト陣とも衝突を繰り返す。
でもビリーはデータだけじゃだめだ、ということに気付き始める。選手と交流することを意識的に避けていたが、きちんと選手に役割を与えたり、期待を寄せることでチームの方針が浸透して行き、ア・リーグ記録の20連勝を達成する。
いくらデータや戦略が完璧でも、結局は人と人との間に信頼関係が生まれないと効果を発揮しないといったことを改めて実感。
さらに、結局アスレチックスはワールドチャンピオンにはなれなかった、どころかリーグ優勝も果たすことができなかった。最後の最後に負けてしまった。一方、レッドソックスやヤンキース等の金に糸目を付けないで補強する球団はその後も優勝やチャンピオンになっている。
結局データには限界があるのか、タレントには勝てないのかといった問題も提示してくれる。セイバーメトリクスも時代事に見直されたりしているが、でもこういった貧しくとも、できることをしっかりして勝利を稼いで行くのは痛快だった。
球団のGMとかになって実際にチームの運営とかしてみたいなぁとか思わせてくれるほどのリアリティ(実話だから当たり前だけど)を持った、いい映画でした。
あとブラピがいい。
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心理テストからのわけわからなさと申し訳なさ