電子書籍で生き残るPASSION
SIAM SHADEといえば「1/3の純情な感情」の一発屋と思われがちだけどもいい曲はたくさんある。
「1/3の純情な感情」といえば大学1年の時、カラオケでよく歌っていたり、中2のとき、友達と部活帰りで友達のケータイから着メロ(懐かしい)で聴いてたりと色々と思い出がある。
- 作者: 川崎堅二,土岐義恵
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2010/12/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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『電子書籍で生き残る技術』を読んだ。電子書籍関連の本はたくさん出ているけど、国内のことはよくまとまっている本だと思う。
言うまでもなく電子書籍の問題は乱立したフォーマットやプラットフォームの問題がある。
世界標準のEPUBにはやっぱり日本独自の縦書きや、ルビ等の問題があってならなさそう。じゃあせめて日本語のフォーマットだけでも統一したらいいのにと思うけどXMDFなり.bookの日本語版なりいろいろあって、それに各デバイスがあって、プラットフォームも小規模なものを含めれば数えてられない。
だからこそ印刷会社が中心となって、「電子出版制作・流通協議会」を作ってそこで中間フォーマットを作り、各フォーマットに変換できる様にすすめている。
協議会の主たる存在でもある大日本印刷と凸版印刷の2社もそれぞれdocomo、KDDIと組んでプラットフォームを立ち上げている。せめて国内だけはこの2社が利益を半々とかで分け合って1つのプラットフォームをつくろう!的な考えにならないかなぁ。じゃないと国内でも電子書籍が普及しないというガラケーよりもひどい状態になってしまうと思う。
コンテンツとしてはいかにリッチコンテンツにして行くかとかも議論にはあがっている。村上龍が出版社を介さずに値段もハードカバーのものとほぼ同じで『歌うクジラ』を坂本龍一の曲等をつけて販売とかしたけども、こういうことは既に成功を収めている作者にしかできないと思う。
論文の資料だったり、医学書や法律書など毎年アップデートされる様な資料ならば紙のものをほぼそのまま電子化するだけで需要はあると思う。検索とかも容易になるから利便性もあがるだろうし。
じゃあ他のはどうなるのかって言うと、ソーシャルアプリっぽい道を歩むのもありじゃないかなぁと思うんだけどな。
ソーシャルリーディングとかは言われているけど、他の人が線をひいた点をしることができるとか(東大生の使ってた赤本が線ひきまくりでも人気だったり)、位置情報連動とかも面白いとはおもうけどな。龍馬伝の聖地巡礼アプリとかもそのひとつじゃないかって思う、ガイドブックの位置情報利用。
だからこれからは、従来の本の制作ノウハウ+αの部分が重要になってくるんじゃないかなぁって思ったり。
もちろんただ読めればいいって本のが需要はあるだろうけどね。