seikousisanの日記

食べたり音楽(ロキノン・ももクロ他アイドル)だったり都内近辺の行く場所が多いと思います

ぽけもんぶんのむさび

土曜日の話にはなるけど、武蔵野美術大学の学園祭に行ってきた。

美大の学園祭には初めて行ったけど、やっぱり普通の総合大学の学園祭よりも何倍も楽しかった。
写真のぱんだのフォントのは何も考えずに作った感(いい意味で)があってすごくいい。
もちろん考えていることはたくさんあったかもしれないけど、このフォントの横に、「ぱんだはせかいでいちばんかわいいどうぶつです。」みたいなことを書いていたので、このフォントの作者はとにかく自分が大好きなぱんだで何かをしたい!という純粋な思いからこれを作ったんだろうなぁ。
ビジコンを一緒にやっていたデザイン専攻の先輩も、「とにかく頭を使わないのをたくさんやりたい!」とビジコンで頭ばっかり使ってる時に言っていた。
芸術は爆発だ。」って言葉があるけど、自分の好きという感情を爆発させて心のおもむくままに表現をするということがいいものを作ることにつながるのかなぁ。

でも、この武蔵野美術大学での学園祭での1番のヒットは「ムサビジム」、これで間違いない。
これもとにかくポケモンが好きで、今年有志で作った団体みたい。展示の教室の床が、トキワジムみたいな動く床の装飾がしていたり、歴代のBGMが流れていたり、そこからわくわくした。

個人的にシロナのBGM(戦闘に入る前)のピアノ部分が大好きなんだけど、これがかかっている時に出会うことはなかった。
でもマサラタウンのBGMで「マサラはまっしろはじまりのいろ」な気分になったり、本当によかった。
ポケモンフォントもすごくかわいくて、フライゴンがしっかり使われていて個人的にとても嬉しかった。絶対にフライゴンガブリアスの劣化ではないと思います。

好きなモノで活動団体をつくるといえば彼女の友達が「ヤギ部」というのに所属しているので、そこにも行ってノートを一冊購入した。
ヤギブロマイドとか誰得なもの(僕は動物が好きなので好物だったけど)も売っていたけど、そこに写っているヤギ達の顔はみんな優しくて和んだ。
好きなモノにとことん突き進んで活動をして本気で楽しんでいる人たちはいいね。


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1/11じゅういちぶんのいち 1 (ジャンプコミックス)

1/11じゅういちぶんのいち 1 (ジャンプコミックス)

そういえば『1/11じゅういちぶんのじゅういち』という漫画を読んでみた。どこだかで昔薦められているのを見て1年くらい気になっていた。友達に焼き肉を安くしてもらったので浮いた金で買ってみた。
ぱらぱらと焼き肉臭さに包まれながら電車で読んでみると、最初は絵は中の中、「ドン」的な表現を使うのはジャンプの定番なのかという疑問(ジャンプSQ19だけど)が浮いてきたり、効果の入れ方がいまいちだったりと「はずれをひいてしまったかー」と残念に感じていた。

ところがどっこいマネージャーにスポットライトがあたっている部分で一気にぐっときてしまいました。
高校時代、自分が陸上で挫折をし、勉強をないがしろにしていたため、満足な会社人生を送ることができなかったことを後悔している父。そんな風になってほしくないと、サッカー部のマネージャーをしている娘に対して勉強に専念する様に注意する。でも娘は父親にマネージャーを続けさせてもらえる様に懇願する。
といったまぁありきたりなシーンっちゃシーンなんだけど、そこで娘の思いに理解を示していたニコニコ顔のお母さんのはなった言葉で涙腺の堤防が崩壊。

父「おまえも苦しい思いをしたんだ・・・ 橋ってばかりいた高校時代を何度も後悔したことがあるだろう!!?」

母「いいえ ・・・だって・・・そうでしょう? あの時があるから 私はあなたと出会い そして この子に出会えたんです だから 私はー 誰よりも必死に頑張るあなたを見続けた あの高校時代を 一度も後悔したことはありません・・・ー」

やっぱり頑張り続けていた人はなんやかんやあってもその時のことを後悔ってしないもんなんだなぁと改めて実感。
このシーン以外にもとにかくさわやかで、青臭い青春模様。
サッカー漫画ではなく人間漫画で、スポーツ漫画が苦手な人でも読めると思う。
頑張っている人の姿は心を動かすし、けっしてかっこわるいことじゃないということに胸を打たれる漫画。

最近、漫画を読んでもなかなか感想をかいていないので書く様にしないと。