seikousisanの日記

食べたり音楽(ロキノン・ももクロ他アイドル)だったり都内近辺の行く場所が多いと思います

人生楽ありゃ苦もあるさ

涙の後には虹も出る。
水戸黄門のこのテーマは小学校何年か、4年か5年か忘れたがその辺で音楽会で演奏した記憶がある。
ということで今日はそれなりにいい経験があった日だった。

東日本大震災復興財団の専務理事の方からお話をうかがう機会があった。
自分は東北というものにこの9月に青春18切符で旅行するまで足を踏み入れたことがなかった。そして被災地も仙台市、松島といったような場所しか訪れなかったので、あまり震災の爪痕というものについて実感がなかった。
しかし、実際に復興に携わる方から話をうかがうとリアリティが押し寄せてきた。

今までメディアで震災当時の映像や、写真等は見ることはたくさんあったけど、やはり現場の人の声を生で聞くといったことには及ばないのだろうなぁと実感。リアルでの触れ合いに勝るものってやっぱりないよね。

でもその方のストーリーテリングの力も参考にしたいと思った。
事実を説明するのではなくて、情景を描写するかの様な語り口。芸術に例えるのならば、写実主義ではなくて、印象派といった感じかしら。

あと、今日自分としてよかったなぁと思ったことは、その方にお礼の挨拶に直に迎えたこと。
ゼミ終了時に教授とその方は先にカフェテリアにむかっていたのだが、1人で挨拶に向かいに行った。
簡単な挨拶と本日の感想を添えたお礼を述べたところ、僕を激励してくれる言葉もくださった。
声の大きさがいいと言ってくださったのがその要約なんだけども、社会に出ると元気がよくてもそれを失ってしまう人が多いらしい。それはなくさず、それも才能なんだからとのこと。

最初は帰ろうと思ったけども行って良かったと心から思えた。昔の僕なら恥ずかしながら絶対にできていなかったことだ。
去年、とある先輩を怒らせてしまったことがあった。その先輩はわざわざゼミ生や先輩が企画したことについて、当たり前と思って礼を言ってこなかったことを注意していた。
当時の僕は感情的にもなり、不当に怒られているなぁと感じたこともあったが、やはり先輩が言うことは当たり前のことだった。
それ以来、なるべく人に対してお礼をきちんとする様にしている。すると、自分としてもどこか気持ちがいいこともある。

1番感謝を示さなければならない人は他にもいるが、本当にこの心は忘れたらいけないと思う。