seikousisanの日記

食べたり音楽(ロキノン・ももクロ他アイドル)だったり都内近辺の行く場所が多いと思います

クロスバイク超初心者がESCAPE R3のサドルとグリップを交換した話

先日購入したGIIANTのESCAPE R3 2017年モデル。

必要性に切迫されて黒を購入したものの、やはりどこか味気なさを感じる。

だってホームページを見ると2017年モデルのトップに自分の好きなグリーンカラーが出ているのだ。

 

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MCSELLE(マクセラ) EVA レーサーサドル グリーン

MCSELLE(マクセラ) EVA レーサーサドル グリーン

 

 

 

40km位こいでいると手もケツも痛くなるので、サクッと交換できるサドルとバーエンドバー付きグリップを買いに仕事後新宿のY's ロードに。

流石最大級のお店だけあってクロスバイク館には自分の身長でも乗ることができるサイズで、様々な色、メーカーのものたちが引くくらい並んでいて、なぜ待てなかったのか・・・

そんな念に駆られそうになりながら、とはいえ今のバイクも乗り心地は嫌いでないのでパーツを探す。

ここでもその日に欲しいと思ったものはその日に買いたい性癖?が出て本当はもっと長くて太いバーエンドバーが良かったものの、売っているGP3を購入。

一緒にスタッフオススメの携帯工具も購入。

しめて1万1千円ちょいの出費。

 

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 帰宅し、交換作業に取り掛かる。

ここでタイトルにあるが、私は「クロスバイク超初心者」だ。

2011年から乗ってはいるものの、できる整備は空気をいれて油をさすくらいだ。

工具を使う系の作業は近くの自転車店に全てお願いしていた。

そんな「超初心者」がサドルとグリップを交換する。

もはや初めてのおつかい状態である。

 

もしこのブログをご覧になったクロスバイク初心者だけどカスタマイズをしてみたいと思っている方、たぶんこう思ったことがあるだろう。

 

「どのブログも『交換は簡単』って書いているけど果たして本当にそうなのか?」

 

私もいくつもブログを見たし、動画も見た。

でも、初めてのおつかいに行く子供はいつもお母さんと行く300m離れたスーパーですら大冒険なんだから、その交換作業もアドベンチャーで不安なのだ。

そんな私でもやってみてわかった。

サドルとグリップの交換作業は簡単だ。

 

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まずはサドルの交換。

ESCAPE R3は1本のボルトでサドルが止まっているのでまずそれを六角レンチで外す。

六角レンチを触ったことがあれば誰でもできる。

 

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そして新しいサドルの取り付け。

まずついていた下受け金具(命名自分)を置き、中央部分にサドルを乗せる。

 

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そして上止め金具(命名自分)で抑える。

 

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最後にボルトで止める。

このボルトの上固定金具(命名ry)を最初どこにやればいいのかわからずかなり苦戦したのは内緒。

位置を調節してさいしゅうてきにしっかりと固定すればサドルの交換は終了。

どのパーツをどこに止めるというのをしっかり理解していれば10分程度でできると思う。

 

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次にグリップ。

まずは今ついているグリップを外す所から。

正直これは力づくで外そうとしたがビクともしなかったので、カッターを使ってグリップを切り離した。

正直グリップを交換すると、古いグリップは再利用しないので、切ってしまうのが1番だと思います。

 

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まずはグリップ部分だけつけてみると、やっぱりブレーキの位置を調整しないとバーエンドバーが上手く固定できなさそうだった。

 

「え?ブレーキ位置の調整・・・そう聞くだけで難しいしできないだろうなぁ。」

 

と初心者の方は思うだろう。

なぜなら私もそう思っていたからだ。

 

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でもブレーキの位置調整も六角を緩めて内側に寄せて締め直す、それで終わり。

ものの2分くらいだ。

初めてのおつかいより早い。

 

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最後にバーエンドバーの角度を調整し、六角で止めて終わり。

グリップの交換は見て分かりやすい構造なのでより簡単だった。

 

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そんな感じで交換作業が終了。

やはりサドルとグリップを交換するだけでもかなりオリジナル感が出た気がする。

作業をしていたのが夜の10時とかだったのでまだ乗ってはないが、早く乗ってみたい。

そして少しずつカスタマイズ部分を増やしていきたい。

次はボトルホルダーを緑に、シートポストも緑にしてみようかな。

チャリを買ったので都会に憧れる江戸川区民らしく走ってきた話

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のっけからすごい分かりにくい写真だけれど自転車を買い換えた。

5年間乗ってきたSCOTTのSUB40が色んなところに寿命が来ていたのでGIANTのESCAPE RX3に買い換えた。

思い切ってロードを買う勇気はなかった。

本当はカラーリングとかメーカーとかもっと選びたかったけど「まだいける!」と思ってSUB40に乗って出かけていたが、途中で「こらあかん」となったので自転車を押しながらサイクルショップに駆け込んだのでその場にあるもので選ばざるをえなかった。

こういう時、体がデカイと自転車選びにも困るので本当に悩ましい体をしている(187cm)。

 

半分仕方なしで買い換えた今回のクロスバイクだが、やはり手に入れると乗りたくなる。

そこで江戸川区在住の上京者が都会に憧れるコース(独断と偏見)を走ってきた。

 

まずは港区は三田まで出て東京タワーを眺め、レインボーブリッジを渡りお台場で最高潮に達しながらお金持ちの街豊洲を経由で江戸川区に戻ってくるルート。Cyclemeter - 自転車 - 2016/08/14 10:40

 

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江戸川区から千代田区(秋葉原)あたりまで出るまでの景色ののっぺりした感じはヤバイけど、そこからお台場まではランドマークだらけでとにかく楽しい。

やはり港区に入ってくるとハイソな生活をしているという錯覚を覚え始めてくるのでチャリダーズハイになれる。

レインボーブリッジは芝浦から後輪にストッパー的なのをつけることで歩いて渡ることができる。

しまなみ海道みたいに全面チャリで湾岸エリアを渡れる様なサイクリングロードできないですかね、東京都さん。

 

次はそんなに都会ではないが夢の国へつながるルート。

Cyclemeter - 自転車 - 2016/08/20 14:40

 

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夢の国へつながる〜とか言いながら最初は足立区方面へ向かってこいでいたり、途中河口の方まで出たりと、つまりはテキトーにこいでいただけだ。

でも家から10キロないくらいで夢の国へ行けるので単純に自転車だけの時間だと30分程度。

アフター5パスポートとかでちょっと行こうかしらとか思うけど、たぶん帰りが自転車で来たことを後悔しそうなのでたぶんそれはしない。

 

前回のSUB40は結構そのまま乗っていたので、ハンドルのグリップを変えてみたり、ブルホーンにしてみたり、サドルを変えて尻の痛みを緩和してみたりしてみたい。

とりあえず無料メンテナンス契約もしたので、サイクルベースあさひに足繁く通おうと思います。

有安杏果ソロコンサート「ココロノセンリツ〜Feel a heartbeat〜 vol.0

行ってきた。

ももクロの緑、「小さな巨人有安杏果のソロコンサート。

結論を二言で書くと、

 

「泣いた」

「シンガーソングライターとアイドルの二足の草鞋を履き、立派に歩み始めた」

 

子役でデビューし、幼い頃からEXILEのバックダンサーで横アリのステージに上がって以来の夢だった、横アリでのソロコン。

自分がセンターで歌って踊りたい。

そんな思いを20歳の自分への手紙で綴っていた彼女。

そんな手紙が会場の各席に置かれていた。

この手紙は先日発売されたパンフレットに付属していたソロコン終了まで開いてはいけない手紙とつながっている。

 

 

ココロノセンリツ♪

ココロノセンリツ♪

 

 開演までの会場はステージに大きなスクリーンが張られており、「feel a heartbeatのジャケ写っぽく登場するんやろうなぁ」と安易に予想できた。

 

 

いざ開演となるとその会場に置かれていた手紙に関する映像がスタート。

12歳の私から20歳の私へ。

一生懸命やってますか?夢をかなえてますか?

彼女はこの9年間(今20歳ではなく21歳なので)、大きな挫折や壁を何度も乗り越えてここまで来た。

入ったグループの解散、馴染めなかったももクロ、声や喉に関する問題、中耳炎に関する問題…

やりたいこと、理想を大きく掲げ、そういった困難にぶち当たりながらも乗り越えてこの7月3日を迎えた。

 

この辺のことを事前にパンフレットを読んで、その上で手紙のムービーを観て、感情が高まり切った上での「feel a heartbeat」スタート! 

しかもやっぱり弾き語りしてるやないですか…

番組ではギターを披露することもあったが、ソロでしかも横アリというキャパでの弾き語りスタート…

 

こんなん泣いてしまうに決まってますやん…

 

この瞬間がアイドルももクロの緑有安杏果からシンガーソングライター有安杏果に変わった瞬間だったと思う。

ちょっとでも音楽をかじったことがある人間ならわかると思うけど、生演奏で弾き語る、しかも大勢のお客さんを前にして、というものがどれ程難しいことか。

しかも彼女はどうどうと本当に楽しそうにそれをやってのけた。

パンフレットにも書いてあったが全く泣かないで。

 

有安杏果といえばオオバコでのライブでは感極まって開演と同時に泣くことが定番となっていたが、

今回は助けてくれるメンバーもいないので最初からは泣かない宣言をしていた。

そしてそれを見事にやり遂げた。

むしろその代わりと言ってはなんだが号泣してるモモノフ達…

僕も一曲目が終わるまでは号泣していた。

今までの有安杏果のことを思うと涙が止まらなかった。

敢えて例えるなら子どもが全国大会に出場した時の親の心境だろうか。

その位に自分のことのように嬉しくて嬉しくて言葉にならなかった。

 

以下、気を取り直してセトリ。

※セトリは有安杏果ソロライブ『ココロノセンリツ Vol.0』セットリスト・感想まとめ!kwkm『本日の横アリ 10422人の緑色なのだ』「“有安杏果の人生”というミュージカル」 : ももクロ侍から引用させて頂きました

 

M01:feel a heartbeat [杏果ギター] (有安杏果)
M02:Catch Up (有安杏果)
M03:Another story (有安杏果)
M04:小さきもの (林明日香)
M05:Kiss you (EXILE)
M06:約束 (Power Age)
M07:Jewelry day (絢香)
M08:words of the mind (m.o.v.eももクロ)
M09:コノウタ (ももクロ)
M10:白い風 (ももクロ)
M11:心の旋律 (有安杏果)
M12:愛されたくて (有安杏果)
 M13:You've Got a Friend (Carole King)※訂正
M14:TO BE WITH YOU (MR.BIG)
M15:爆弾こわい (在日ファンク)
M16:教育 (有安杏果 with 在日ファンク)
M17:裸 (有安杏果)
M18:ペダル (有安杏果)
M19:永遠のトリニティー (てんかすトリオ)
M20:ゴリラパンチ (ももクロ)
M21:Drive Drive (有安杏果)

 

EN1:黒い週末 [杏果ドラム] (ももクロ)
EN2:ハムスター (有安杏果)
EN3:ありがとうのプレゼント(有安杏果)

 

何が良かったって説明していけばキリがないのだけどかいつまんで書かせて下さい!

 

◼︎M03:Another storyはアニソンっぽい上がる曲!

自分が嫌になった時に有安杏果がわーっと書ききった歌詞はネガティヴながらも前向きになれる親しみやすい歌詞。

それ以上に親しみやすいのは音楽。

作詞家の宮崎誠さんは絶望先生のキャラソンやアイマス楽曲など、多くのアニソンを作られてきた方。

かなりノリやすいアニソンロック調で聴いてて楽しかったです。

 

◼︎4〜6曲目までの有安の過去振り返り曲

子役時代に出ていたPVが出たり、EXILEのライブ中の映像が出たり、ももクロに入る前〜入った直後の映像が出たり…

このパートで良かったのは初めてのソロコンとは言え、今までの有安杏果があったから今回のソロコンなんだということ。

正直今回のソロコンはどちらかというと「アーティスト」よりなライブになるのかなと思っていたがこのパートで「今までの有安杏果+新しい有安杏果」のライブだと確信できた。

EXILEのKiss youで披露したダンスでそれを感じた。

 

「あ、ダンスもやっぱり有安杏果なんだ」と。

 

「チビだからって舐めんな歌もダンスも誰にも負けないぜ」と歌っていた彼女だが、今回のライブは勝手にダンス要素はないんじゃないかと思っていた。

でもそれは大間違いだった。

彼女が幼い頃夢見ていた歌って踊れるアーティストはそこにいた。

 

◼︎8〜10ももクロゾーンで実家に帰ってきたような安心感

なんだかんだ言って会場のボルテージも上がる。

まさかwordsがあるとは思ってなかったからびっくらこいた。

 

◼︎M14:TO BE WITH YOU (MR.BIG)での一体感のある合唱

I'm the one who wants to be with you

Deep inside I hope you feel it too

Waited on a line of greens and blues

Just to be the next to be with you

 

センターステージに出てきてしっとり編成での合唱、気持ち良かった!

こういうのもできるか、というのがホンモノ感を感じた部分でもあった。

 

◼︎15〜16の在日ファンクコラボ最高!

せっかくのソロコンだし「教育」生で聴きたいなぁ〜と思っていた数週間前。

するとセンターステージに在日ファンク登場!

今や朝ドラに月9まで出演するようになったハマケン。

ハマケンと掛け合いながらの教育は相変わらず最高でした。

またなんか他の楽曲でもコラボしてほしい。

 

◼︎19〜20を歌いこなす体力とポテンシャル

永遠のトリニティもゴリラパンチも複数人で歌うことを念頭に作られた曲だ。

だからどうしてもひとりで歌いきるにはかなりの体力とポテンシャルが要求される。

特にトリニティは難易度の高い楽曲でこれをひとりで歌いこなす彼女に改めて尊敬の念を抱いた。

 

◼︎M21:Drive Driveでの一体感

 コンサートグッズでもある有安ミストを観客に振りかけながら周るももか。

アリーナ最前列あたりはかなりのレスがもらえているのでグギる。

でも有安ミストが染み込んだタオルを回しての演出は会場いっぱいにいい香りが広がっていい一体感があった。


◼︎EN1:黒い週末でのドラム叩き語り

「みんなアンコールありが…エッホエッホエッホ」と咳払いをして始まるアンコール一曲目。

センターステージからドラムと一緒に登場。

ももクロの楽曲の中でもトップクラスにトリッキーな黒い週末をドラム叩きながら歌うとは…

ドームツアーでも叩き語りはやっていたがこんなにドラムも成長するかと。

曲を作る、詩を作る、レコーディングをする、演出を考える、グッズを考える、セトリを考える、度重なる打ち合わせにリハーサル…

ソロコンサートを行うに当たって宿題は数多くあったろうに見事に黒い週末を叩き、歌い切った。

その姿に改めて感動と尊敬の念を抱いた。

片手間にやってることなんてひとつもなく、全てやるからには全力でやっているんだと。


◼︎EN3:ありがとうのプレゼントでついに感極まる

やっぱり有安杏果の最後を飾る曲と言えばこれ。

今まで溜め込んで来た思いが最後のMCで溢れてくる。


「私からあなたへと届けたいんだ」


を「私からみんなへと届けたいんだ」


に歌詞を変えて歌ってくれたこと、僕は一生忘れません。



最後はもう一度会場を一周して終了。

本当にありがとうとこちらから言うことしかできない素晴らしいライブだった。

今回初めてファンレターとかも出してみたけど、無事手元に届いて少しでも読んでくれたら嬉しい。

いつも元気をくれてありがとうという思いは、有安杏果さんが感じてるだけでなく、力をもらっているのはこっちだと言うことを。

改めて強く感じたライブでした。


会場の照明が青も加えて六色でやっていたのに意味があるのかどうかわからないけど、

ももクロがあっての私と言うのも強く伝わってきた。

アイドルとシンガーソングライター。

このふたつを両立させながらまたvol.1.0を楽しみにしている。(vol.0.5も行けないだろうけど応援してます!)

 

 

 

うるう年産まれのうるう人がいる「うるうの森」

今日は4年に一度のうるう年。
この1日が4年に1回あることで、1年が365日であることと、地球の回転のバランスが取れている。

4年に一度しかないから、小林賢太郎の『うるうのもり』を買ってきた。

うるうのもり

うるうのもり

4年前と、去年の12月からちょうど本日まで小林賢太郎が公演を行っていた舞台『うるう』を絵本化したものだ。

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12月に横浜で舞台も見に行ってたのだけど、これが今までに見たエンタメ作品の中で最高というくらいに面白かった。

小林賢太郎という人間の本職が何かは正直わからないくらいにマルチな人間だけど、そのマルチな才能がこれでもか!というくらい表現されている『うるう』という舞台作品。

散りばめられた笑いはもちろん、シンプルながらパフォーマンスを際立たせる舞台美術に映像表現。
徳澤青弦さんのチェロ演奏も舞台転換の時のSEとしてや、効果音として裏方に回ることもあれば、メインになることもあったり、感情を大きく揺さぶられてとても良い。
そして最後は見事に観客を(いい意味で)裏切り?感動の渦に誘う。
こんなに色々な気持ちがワーッとやってきて、見終わった後の充実感が半端ないエンターテイメントはこれ以外に見たことがない。

そんな舞台の絵本化作品が『うるうのもり』。
舞台版とは物語が進む目線が違う。
少年のマジル(絵本では僕)目線でヨイチ(絵本ではうるう)との交流を描くので、舞台ではあったヨイチ視点での笑い要素はカット。
ヨイチ視点でマジルを見ると、クラスで人気者な少年だけど、マジルから見ると普通の小学生。
新たな視点が加わることで舞台が完成した感じ。

それでも舞台のエッセンスは十分にあるし、ものの80ページとかで字も大きいのですぐ読める。
何より小林賢太郎の挿絵がタッチがやや怖いけれど、細かく描かれていて読んでいて楽しい。

『まちぼうけ』と『カノン』がキーになる曲だけれど、この2曲を聴いている間に読了できるレベルに読みやすく、それでいて読んだ後に残る感覚も深い。
小学生高学年とかの読書感想文とかにも向いてそうな作品。

小林賢太郎の舞台、また見に行きたいなぁ。

BUMP OF CHICKEN 20周年記念ライブ「20」

2016年2月11日、幕張メッセでBUMP OF CHICKEN(以下、バンプ)の20周年記念ライブ「20」が開かれた。

このブログでも何度か彼達のライブのことを書いたけれど、僕がバンプの曲を聴いて15年(天体観測新規)にもうすぐでなる。
初めてライブに行ったのは高校2年の冬、ちょうど10周年に近い日に「run rabbit run」というツアーで2月8日の大阪城ホールだった。
天体観測から入り、なんとなくその後のシングルを聴き、高校に入って友達にそれまでのアルバムとかを借りて深くハマり、修学旅行でも友達とよく歌い、ようやく行けた大阪城ホールで心を鷲掴みにされたのを今でも覚えている。
まだまだ不器用だったメンバーの熱い演奏に今でも神セトリと思える曲達、極め付けのアンコール4曲、そしてDANNY。
たぶんこのライブに行ってなかったら「20」に行ってなかったかもしれない。

それから10年経って「20」。
あの時17歳だった僕は27歳になって住む場所も大阪から東京に変わって社会人になり結婚もした。
経歴的にも変わったけど、たぶん中身も表層的な所はそこそこ変わったんだろうと思う。
前のアルバムの「RAY」以降はシングルもリアルタイムではなかなか追えず、ライブもRIJみたいなフェスでしか見れてない自分もいた。
10年は割とすぐだったけど、その位長い年月でもある。

それでもライブが近づくにつれてワクワクし、前日発売のニューアルバムを会社から帰宅して急いで聴き、付属のライブBlu-rayも急いで視聴して、なかなか眠れず当日朝はグッズ販売のために早起きするぞ★って思っていた矢先に寝坊をし、そのおかげで欲しかったグッズの欲しかったサイズを3時間半待った挙句買えず悔しい思いをしながらライブ開演を向かえる自分を見ながらなんだかんだ当時と好きな気持ちは変わってないんだなぁと思ったりしながら開演を待った。

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そして18:15頃に開演。
セトリは以下。

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01. 天体観測(jupiter)
02. R.I.P(COSMONAUT)
03. バトルクライ(FLAME VEIN +1)
04. ランプ(THE LIVING DEAD)
05. 車輪の唄(ユグドラシル)
06. ひとりごと(orbital period)
07. ナイフ(FLAME VEIN)
08. Butterfly(Butterflies)
10. ベル(jupiter)
11. 66号線(COSMONAUT)
13. ダイヤモンド(jupiter)
14. RAY(RAY)

en1. Hello, world !(Butterflies)
en2. BUMP OF CHICKENのテーマ(未収録)

en3. DANNY(FLAME VEIN)

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藤原本人もMCで言っていたけどいろんな時代から満遍なくやってくれて最高だった。
感想をレポ風に書くと気持ち悪くかつ長くなってしまうので箇条書きで。

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・1曲目に天体観測サビ終わり始まりの「オーイェーイアハーン」煽り二回目つきRIJ2015でもあったバージョン

・2曲目に藤原ソロサビ始まりR.I.Pでけっこう意表をつかれる

・3、4曲目に初期曲を披露で胸熱、特にランプでなぜか泣きそうになる

・ギダーから始まる車輪の唄でそうそうライブではこれだよ!とニンマリ

・2008年のホームシック衛星で聴いた以来のひとりごとがまさかすぎ

・藤原MC、昨日出たアルバムとかをみんな今日のために半ば徹夜みたいな感じで聴いてくれて、この曲のここは藤原みんなで歌って欲しいんじゃねえかなとおもったりしてたんじゃねーの?でもあんまやらないんだよな、今日は的な発言。
ニューアルバムは次のツアーで今回はあくまでも20周年ライブであることをほのめかす

・10年以上やってないというナイフ、藤原の咳は入らず

・今回最新曲Butterflyのレーザー演出がシンプルだけど格好いい

・これまたレア曲ロストマン、10年前を思い出す

・ライブ初披露というベル、高校の時聴いてた情景が頭に思い浮かぶ

・自分が行ったGOLD GLIDER TOURでは聴けなかった66号線にCOSMONAUT発売当時の思い出とかが蘇る

・K〜ガラブルの流れはこれぞバンプって感じでよかった、ガラブル含め結構今回はCD収録に忠実に演奏してた気がする

・アンコ1曲目は最近の曲だと上がるナンバーのハロワ、去年のRIJで聴いたよりも楽しめた

・20周年だから義務とのことでBOCのテーマ、なんとなく終演

・かと思いきやダブルアンコールで20年前のステージでやったDANNYをやって本当の終演、藤原の出だし部分で「幕張ありがと」がかっこよかった

・最後の挨拶、藤原はたぶん昔とは違った感じの曲、メディア露出に色々言われてるのをなんとなく知っていて、その上で自分たちは変わってないから曲の届け方も表現の仕方も変わっていっていて、でも曲を届けたい気持ちは同じで的な感じを息を切らしながら言っていた。

・絶対何か特別なこと言うだろうなぁ〜でも流石に27にもなって僕も泣かないだろうなぁ〜と思っていたら鬼気迫る挨拶に少し泣けてしまった。

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やって欲しい曲がもっとあったとか、曲数、演出がシンプルな「ライブ」の割にチケットがやや高いんじゃないか等、細かい不満がネットを見ていても出てくるのはまぁアレだしキリがないのもわかるけど、総じて20周年らしいいいライブだった。

自分にとって曲やバンドはその時聴いていた時期や思い出に深く直結するなぁというのがよくあって、バンプはその中でもそれが大きいものだということが再確認できた。

そして、最後の挨拶を聴いていてもそうなんだけど、長い月日が経って、人は表面的には変わってしまったように見えても中身は変わっていないんだなと、自分のことと照らし合わせながら改めて思ったりもした。

5年後のこととか、どうなっているかわからないけど25周年が楽しみだし、どうせなら新国立競技場とかでやって欲しいなぁとも思う。

また、いつか、どこかで会える日を楽しみにしておきたい。

floccinaucinihilipilification

フロクシノーシナイヒリパイリフィケーション 

中学生の頃、塾の英語の教師が授業中の雑談で言っていた。
存在する単語で最も長い単語。
その意味は「意味のないこと」と。
floccinaucinihilipilificationを覚えることがまさしく意味のないことなのだが、そんな意味のないことが意味を持つことは人生においてよくあることだ。

大学生、特に大学1年生の頃は高校までの反動かとても意味のない生活を送っていた。
昼夜が逆転することはしょっちゅうだ。

夜の2時に家を出て、2時間歩いてラーメンを食べ、また2時間歩いて帰宅し眠り、起きたら16時でとても授業なんか間に合わないので電車に乗って大田区から八王子あたりまでラーメンを食べに行く。
コミックマーケットやガチムチパンツレスリングのビリー・ヘリントン来日といったイベントに始発で行く(始発で行きながらも徹夜でもある)。
朝までアニメを見る、池袋の新文芸座でオールナイトで映画を見、終わったらラーメンを食べて明け方に帰る。

翌日のことなんて本当に考えていなかったし、進級を危ぶまれたこともあったけどそれでなんとかなっていた、なんとかしていた。
そんなfloccinaucinihilipilificationなことたちは主に友人と2人、ないしは3人程度でやっていたが、誰かとやる行為ではあれ、結局の所個人プレイに近いものもある。

ラーメンを食べるのも別にラーメンを食べる間に会話があるわけでもないし、イベントでも基本はソロで活動する。
映画を見ている間ももちろん基本はひとりだ。
バーベキューやフットサル、合コンといった他者がいるからこそ成り立つイベントには参加したことがほとんど無いし、参加しようとも思わなかった。
つまりは「趣味が合うから」という理由で「せっかくだからその道中も一緒に行く」というだけでその後にやることは結局個人の楽しみなのだ。
もちろん道中の会話も含めての楽しみなのだが、みんながいないとできない楽しみ、ということをあまり経験してこなかった。
ラーメンを食べに行く、映画やアニメを見に劇場やイベントに行く、といった行為は一見外には出ているのでアウトドアな行為かもしれないが、とどのつまりはインドアでパーソナルな行為なのだ。

別にそんなことをしたって社会に出て何か役に立つかといえば立たないし、就職活動の面接で役立ったりもしないだろう。
でも自分という人間を形成する上では実はそんなfloccinaucinihilipilificationなことが1番大事で、その後の生きていく上でのほんの些細なことにももしかしたら大きく影響してくることもある。
人を豊かにするのがそういったことなのかもしれない。

そんなfloccinaucinihilipilificationな楽しみを一緒に楽しんでいた友人2人と5年ぶりとかに会った。
5年という月日は人を変える面も変えない面も多かれ少なかれあり、僕は今やfloccinaucinihilipilificationなことを全力では楽しめなくなっている。
そりゃあ働いてもいれば結婚もしている。
翌日の予定や家に帰れば待っている人もいる。
結婚をするということは人と関わることで、パーソナルなことばかりしているわけにもいかない。
だからと言ってバーベキューやフットサルを積極にするわけではないけれど、自分というモノサシに配偶者というモノサシはもちろん入ってくるのが自然なことだ。

別にfloccinaucinihilipilificationなことをいまでもひたすらにしたい!他人のことなんて出来る限り考えたくない!パーソナルな時間サイコー!
なんてかけらも思ってなくて、今の生活には満足してるし、幸せだと率直に思う。

それでもお酒を飲み、わけのわからない議題でサミットを開き、〆のラーメンを超コッテリで食べ、更にはスーパー銭湯に行くと行ったようなことを5、6年ぶりに体験し、昔やっていたことには意味があったし、あの時の気持ちや行為の根源があるから自分がいるんだと単純に思った。
人は違う人間になれないけれど、違う人間を作ることができるというのが僕の持論であって、僕も社会で生きていく上では良い人間になれて行っていると少しは思う。
でもfloccinaucinihilipilificationな自分もやはりいて、そんな自分を未来につなげていくのも大事なんだろうなぁと思った。

何が言いたいのかよくわからないが、モラトリアムというのはやはり大事なことだと思うし、その頃の自分がいなかったらもっと薄っぺらくて何もない人間だったんだろうなと改めて思う。
そして、時を経ても当時にタイムスリップする体験を共有できる思い出というものは素晴らしいものだとつくづく思った。

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Walt Disney World Resort の各パークでよかったことたち

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11月7日~14日でアメリカはフロリダのWalt Disney World Resortに行っていた。

日本のディズニーランド、ディズニーシーの様なメインテーマパークが4つあり、ホテルやゴルフ場、プールなどのリゾート施設を含めた総面積は山手線の内側の1.5倍とも言う。

 

とにかく楽しくてダイナミックで先進的な夢の国。

そんな広大なリゾート施設内にある、

 

・Magic Kingdom

・Epcot

・Disney Hollywood Studio

・Animal Kingdom

 

の4大テーマパークのよかった点をとりあえず1つずつ書いておこうと思う。

 

1:Magic Kingdom

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 Very Merry Christmas

 

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日本じゃクリスマス期間は普通に遊びに行けばクリスマスイベントを楽しむことができるけれど、Magic Kingdom(日本でいうディズニーランド)のクリスマスイベントは夜7時以降の特別なチケットを買った人しか入れない特別なイベント。

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アメリカのクリスマスよろしく、無料でホットココアやクッキーを配ってくれる。

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やっぱりクリスマスの本場、アメリカなだけあってショーやパレード合わせてクリスマスの規模が本当に大きい。

半袖で過ごすことができるクリスマスはどこかテンションが上がったし、エンターテイメントの国アメリカというのを強く感じることができた。

クリスマスイベントかつ、期間中も毎日やっているわけではないのでなかなか参加するのが難しいイベントではあるがぜひおすすめできるイベントだった。

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2:Epcot

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日本館

 

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ここまで来てそれかい!といったツッコミ大歓迎の日本館。

Epcotには各国のパビリオンがあって、そこではその国の人が働いているというまさしく万博みたいなエリアが全体の半分を占めている。

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所詮作り物でしょ、と思われるのだが日本館に限らず、各国のパビリオンの作りこみのレベルが本当に高い。

観光地に行って見受けられる「間違った日本像」がほとんどない。

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そんな日本館の作りこみはもちろんよかったのだが、1番よかったのは料理だ。

アメリカに来て4日目。大味なアメリカ料理にほとほと疲れ切っていた僕の心を満たしてくれる「出汁」の文化日本食。

日本酒飲み比べとかもできて本格的な和食を楽しむことができる。

たぶんアメリカにいて一番の笑顔、幸福感、満足感を味わったのは日本館での日本食といっても過言ではない。

あと日本語で買い物ができるというのも日常を取り戻すことができる大きなポイント。

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ちなみに日本館は三越が運営していて所々に丸越マークを見かけることができる。

三越クオリティで接客もかなりよく、サプライズでバースデーソングを歌ったり(日本語で)サービスも満点。

全パビリオンの中でも外国の方(自分目線で)が楽しんでいて盛況だったように思えた。

いや、もちろんテストトラックとかアトラクションでも面白いのはあったけれど、どうしても異国の地で感じる完成度の高い日本には勝てませんでした。。。

 

3:Disney Hollywood Studio

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クリスマスライトアップ(正式名称知りません)

 

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これまたクリスマス関係。

だけどやっぱりアメリカのクリスマスはすごい。

夕方の6時くらいに一斉にライトアップされるんだけど、光とクリスマスソングが合わさった演出がさぶいぼ物に感動的。

クリスマスソングは洋楽であっても日本人もわかるものが多いし、楽しい気持ちになるから好きだ。

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フロリダのクリスマスは当たり前に雪は降らないので人工雪を泡みたいなので降らせていた。

半袖で、クリスマスソングに包まれながら、色とりどりに変わるイルミネーションを見て、雪が舞う。

この世のものとは思えないいい場所でした。

 

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ちなみにハリウッドスタジオはショー系がとても充実していて完成度が本当に高かった。

特にアナ雪のショーは観客たちも参加して(自主的に参加している感じだけど)レリゴーだったり雪だるま作ろうだったりを歌う。

アナ雪が日本で人気だったのは知っていたけど、アメリカでもその比じゃないほどに人気度合いを感じさせられた。

大人から子供までみんな歌える。

アナと雪の女王が持つコンテンツ力の強さを改めて感じさせられた。

 

4:Animal Kingdom

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すべて

 

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こんな楽園あるのかって感じのテーマパーク。

もうこんなところならずっといれる。

キリマンジャロサファリ、毎日何時間でも回ってられる。

動物が近い、やばい。

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ライオンキングのショー、やばい。

劇団四季シルクドゥソレイユ」を足したみたい、やばい。

たった30分でここまで詰め込んで崩壊していない、ずっと圧倒されっぱなしのショーの作り方はすごいなぁと本当に思う。

 

f:id:seikousisan:20151108004913j:plainパチモンのミッキー、やばい。

決してパチモンじゃないんだけど、パチモン感がみなぎる公式ミッキー。

どこの中華ランドよりも中華ランド感があって思わず写真に収めてしまう完成度、やばい。

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エクスペディションエベレスト、やばい。

イエティがレールを引きちぎってくる演出とか「こんなん絶対急降下しますやん!」ってなる予定調和を促す恐怖、やばい。

ジェットコースターなのに逆走したりしてやばい。

日本のジェットコースターみたいにシートベルト的なのが安心感高くないのもやばい。

ただ怖いだけじゃなくて、演出も面白いのはさすが。

 

番外編:Animal Kingdom Lodge

 

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宿泊したのは直営のAnimal Kingdom Lodge。

朝起きたら部屋からキリンがご飯を食べている。シマウマもいる。

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プールもある。

11月なのにプールに入るという非日常感を感じたかったので急きょアウトレットでオークリーの海パンを買って入った。

夜9時くらいまでプールに入れるのもいいところ。

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アメリカンでアフリカンな食事達。

正直飽きたけど、たまにはまた食べてみたい料理たちでした。

 

と、まぁ正直全然書ききれなくて、書くのも疲れるほどのたくさんの思い出と楽しい出来事がたくさんあったWDW

ディズニーというものにそこまで興味がなくてもエンターテイメントとして本当にすごいので、死ぬまでに1回は行った方がいい、楽しスポットです。

オススメ。